【「ときめきがない」で交際に迷ったら】37歳女性が90日で答えを出した、判断を保留する期間の使い方

「いい人なんです。でも、ときめかなくて」

仮交際中の会員さんから、この言葉を聞かない月はありません。悪いところは見当たらない。話も合う。条件も申し分ない。それでも、恋愛のときに感じたあの高揚感がない。このまま進めていいのか分からない。

検索すると、答えはだいたい同じです。「ときめきより居心地」「愛情は後から育つ」。間違いではありません。ただ、これを読んで安心できた方がどれだけいるでしょうか。

知りたいのは、そこではないはずです。あと何回会えばいいのか。何を確認できたら進んでいいのか。どうなったら終わりにすべきなのか。

結婚相談所クルアルガ千葉は、津田沼を拠点に千葉県一帯をサポートしている仲人型の相談所です。この記事では、心理学と統計のデータをもとに、判断を保留する期間の設計をお伝えします。そして、実際に「ときめきがない」と迷いながら、その年のうちに入籍まで進んだ37歳の女性会員の話をします。

目次

結論:ときめきがないことは、むしろ良い兆候かもしれません

先に結論を3つお伝えします。

1つめ。1回や2回会っただけで「ときめかない」と判断するのは、心理学的に早すぎます。 人が相手に好意を持つには接触の回数が必要で、その効果がはっきり表れるのは5回を超えたあたりから、ピークは10回から20回の範囲だと分かっています。

2つめ。初期に強くときめいたカップルのほうが、離婚率が高いという研究があります。 新婚夫婦168組を13年間追跡した調査で、離婚に至ったカップルは交際期間中に他のどのグループよりも激しく愛し合い、相手を極度に理想化していました。理想が高いぶん、現実との落差で幻滅したのです。

3つめ。ただし、生理的な嫌悪感がある場合は別です。 触れられるのが不快、匂いが受け付けないという感覚は、後から理性で覆すことが難しいシグナルです。これは我慢すべきものではありません。

つまり「ときめかないけれど、不快ではない」という状態は、結婚相手を選ぶうえで、かなり良いスタート地点にいるということです。

以下、根拠と、具体的な工程をお伝えします。

そもそも「ときめき」の正体は何なのか

ときめきという感覚が何であるかを、まず整理しておきます。

人類学者のヘレン・フィッシャーらは、激しい恋愛状態にある人が恋人の写真を見たときの脳をfMRIで測定しました。その結果、活性化していたのは右腹側被蓋野と右尾状核でした。ドーパミンを多く含む、脳の報酬系と呼ばれる領域です。

ここから導かれた結論が重要です。フィッシャーらは初期の恋愛感情を、単なる感情ではなく、特定の相手を手に入れようとする強力な動機づけのシステム、言い換えれば自然な依存状態に近いものだと定義しました。

心拍数が上がる。エネルギーが湧く。相手のことばかり考えてしまう。これらは、報酬を求める脳の働きです。

ここで一つ、よく見かける説明を訂正しておきます。「恋愛初期の高揚感はPEA、フェニルエチルアミンという物質によるもの」という話をご覧になったことがあるかもしれません。チョコレートに含まれているという話とセットで語られることが多い説です。

この説には、一次研究による裏づけがありません。1983年に精神科医が、PEAの化学構造がアンフェタミンに似ていることから関与を推測したことが発端で、その後の書籍や商業的な宣伝で繰り返し引用された結果、既成事実のように広まったものです。人間の脳内におけるPEAの濃度は極めて微量で、酵素によって急速に分解されるため、恋愛感情を主導しているとは考えられていません。

もう一つ、「恋愛感情は3年で冷める」という通説についても補足します。

平均21.4年間の結婚生活を送り、現在も互いを強く愛していると答えた夫婦をfMRIで調べた研究では、新婚のカップルと同様に腹側被蓋野などの報酬系が活性化していました。ただし違いもあります。長く連れ添った夫婦では、報酬系に加えて、愛着や安心に関わる領域も同時に働いていました。

初期特有の不安や強迫的な思考が消え、穏やかな状態へ移行していく。ときめきが必ず消えるわけではなく、形を変えて共存し得るということです。

会う回数を重ねると、好意は実際に上がります

「ときめかないから終わりにする」という判断が早すぎる理由を、実験データでお示しします。

1968年に心理学者のロバート・ザイアンスが提唱した「単純接触効果」という現象があります。特に意味のない刺激であっても、繰り返し接触するだけで脳の処理が滑らかになり、それを好意として受け取ってしまうというものです。

この効果を対人関係で検証した実験があります。1992年にモーランドとビーチが行ったものです。

130人の学生が受講する講義に、容姿が同程度の4人の女性をそれぞれ0回、5回、10回、15回出席させました。彼女たちは他の学生と一切会話をしていません。ただ座っていただけです。学期末に写真を見せて評価してもらった結果が、次のとおりです。

講義への出席回数魅力度の評価(7点満点)
0回(接触なし)3.62
5回3.88
10回4.25
15回4.38

会話をしていないにもかかわらず、顔を合わせた回数が多いほど、魅力的で親しみやすいと評価されました。

さらに、208の実験を統合したメタ分析によれば、この効果は逆U字型の曲線を描きます。好意が最も高まるのは10回から20回の接触の範囲で、それを超えると飽和して評価が下がることもあります。

この知見を、仮交際に当てはめてみてください。

初回のお見合いが1回。その後のデートが2回。この時点で接触回数は3回です。実験でいえば、まだ5回にも達していません。好意が形成される前の段階で、判断を下していることになります。

「ときめかないから終了します」という連絡を、私は毎月受け取ります。そのたびに思うのは、あと数回だけ会っていたら違ったかもしれない、ということです。

初期に強くときめいた人ほど、離婚しているという研究

ここからは、多くの方が知らない話です。

テキサス大学のテッド・ヒューストン博士らは、新婚のカップル168組を13年間にわたって追跡調査しました。誰が離婚し、誰が幸福な結婚を続けたのか。そして、その違いは結婚前のどこに現れていたのかを調べたのです。

結果は、直感に反するものでした。

結婚後7年前後で離婚に至ったカップルは、交際期間中および新婚当初、他のどのグループよりも激しく愛し合い、過剰な愛情表現を行い、相手を極度に理想化していました。

彼らは日常の結婚生活に入り、相手の欠点や、生活を共にすることの現実に直面したとき、初期の理想との落差から深い幻滅を経験しました。そして急速に愛情を失っていきます。研究では、これを「幻滅モデル」と呼んでいます。

一方、13年後も幸福な結婚生活を維持していたカップルは違いました。彼らは交際の段階から、過度な情熱や理想化に依存していませんでした。相手の欠点も現実的な側面も、最初から正確に認識したうえで、安定した愛情と建設的なやり取りを続けていました。こちらは「永続的力学モデル」と呼ばれます。

この研究が示していることは、はっきりしています。

仮交際中に「ときめかない」と感じているということは、相手を理想化していないということです。 それは、結婚後に最も強い離婚の引き金となる「幻滅」を、あらかじめ回避している状態でもあります。

恋愛感情から始まる関係は、最初が100点なので、そこからは減点方式になります。現実的な評価から始まる関係は、加点方式で積み上げていけます。

「ときめきがない自分は、何かが欠けているのではないか」と感じている方がいたら、その心配は不要です。むしろ、慎重に相手を見られている証拠です。

数字で見る、仮交際という関門の厳しさ

とはいえ、「ときめかない相手とは会わない」という選択を繰り返すことが、現実的にどういう結果を招くのか。統計で確認しておきます。

以下は、日本結婚相談所連盟などに加盟する事業者が公表している自社会員の活動データに基づく数値です。母集団が各社の会員に限られる点はご承知おきください。

活動フェーズ移行確率の目安実際に起きていること
お見合いの成立約6〜7%15〜20人に申し込んで、ようやく1件成立する
仮交際への移行約30〜40%お見合いした3〜4人のうち1人と仮交際に進む
真剣交際への移行約9〜10%仮交際した10人のうち、真剣交際に進めるのは1人程度
成婚の成立約60%真剣交際に進んでも、約4割は途中で終わる

注目していただきたいのは、3行目です。

仮交際から真剣交際に進める確率は、およそ10%。10人と仮交際をして、そのうち1人としか結婚を前提とした関係に進めません。

そして仮交際に至るまでには、お見合いの申し込みを15人から20人にして1件成立、それを3件から4件重ねてようやく1人と仮交際、という道のりがあります。逆算すると、1人と仮交際するために、数十人への申し込みが必要な計算になります。

この数字を前にして、ようやくたどり着いた仮交際の相手に対し、「ときめき」という高いハードルを課すとどうなるか。真剣交際に到達する前に、活動そのものが止まります。

なお、結婚相談所が公表する「成婚率」の数字にも注意が必要です。経済産業省が過去に示した統一基準、つまり年間の成婚退会者数を総会員数で割る計算では、業界の平均成婚率は10%程度にとどまります。事業者が掲げる50%や70%という数字は、分母を退会者数などに限定しているために高く出ているものです。

厳しい数字ですが、だからこそ、目の前の一人に時間を使うことが合理的なのです。

交際は90日。この期間には理由があります

クルアルガ千葉では、交際がスタートしてからの期間を90日と定めています。これはクルアルガ独自のルールではなく、主要な連盟に共通する考え方です。原則3か月、双方の合意があれば最長6か月まで延長できる、という設計になっています。

なぜ期限があるのか。理由は2つあります。

1つめは、年齢というリソースを守るためです。 結婚を目的とした場において、関係を曖昧なまま長引かせることは、男女双方の時間を奪います。期限があることで、「この人と結婚できるか」という核心的な話し合いが、先送りされずに行われます。

2つめは、確認すべきことが絞られているからです。 一般的な恋愛では、相手の年収、学歴、家族構成、結婚の意思を知るまでに数か月から数年かかります。結婚相談所では、これらが入会時点で書類によって確認されています。

つまり90日間は、条件の確認に使う必要がありません。価値観のすり合わせと、一緒にいる感覚の確認だけに、全部を使えます。 だから3か月で判断できるのです。

クルアルガ千葉では、この90日をなるべくたくさんお会いいただく期間と位置づけています。交際中は月に一度、必ずこちらからご連絡して状況を伺います。立ち止まるような点があれば、全力でフォローとアドバイスをします。

ここからは、その90日をどう使うかの具体案です。

90日をどう使うか。3つのフェーズに分けた工程表

単純接触効果の研究、幻滅モデルの研究、そして連盟のルールを組み合わせると、次のような設計になります。

フェーズ時期会う回数の目安この期間の目的やること
第1フェーズ交際開始〜約3週間1〜3回目評価せず、慣れる週1回のペースを守る。楽しい時間にすることだけを考える
第2フェーズ3週目〜6週目4〜6回目現実的な話をぶつける金銭感覚、家族観、子どもの希望、住む場所を意図的に話題にする
第3フェーズ7週目〜約2か月半7〜10回目生理的な受容の確認と決断軽いスキンシップを試す。真剣交際へ進むかを決める

各フェーズについて説明します。

第1フェーズは、相手を評価しない期間です。

ここが最も重要で、最も守られていない部分です。モーランドとビーチの実験が示すとおり、接触回数が5回に満たない段階では、好意の有意な上昇は見込めません。この時期に「ときめかない」と判断するのは、料理が煮える前に鍋の蓋を開けて味を見るようなものです。

この3週間は、相手を採点する時間ではなく、慣れるための時間と割り切ってください。条件は一つだけ。生理的な嫌悪感がないことです。それさえなければ、最低3回は会いましょう。

そして、週に1回のペースを死守してください。間隔が空くと、単純接触効果が積み上がりません。仮交際が終了する理由の上位に、男女ともに「連絡の頻度が合わない」が入っているのは、これが理由です。好意が形成される前に、物理的に途絶えているのです。

第2フェーズは、あえて現実をぶつける期間です。

接触効果が効き始めるこの時期に、意図的に深い話をします。ヒューストンの研究でいえば、理想化を防ぎ、現実的な評価に基づく関係を作る作業です。

話すべきなのは、次の4つです。

テーマ具体的に確認すること
金銭感覚結婚後の家計管理、お金の使い方、貯蓄への考え方
生活習慣と家族観共働きの場合の家事分担、休日の過ごし方、双方の親との距離感
将来のビジョン子どもを希望するか、その時期と人数
住環境どのエリアに住みたいか、賃貸か持ち家か

仮交際が終了する理由として、女性側の第1位は「結婚後のイメージが湧かない」です。これは相手に魅力がないという意味ではなく、この4つの話をしていないから想像できない、というだけであることが少なくありません。

そして、この会話で本当に見るべきなのは、意見が一致するかどうかではありません。意見が食い違ったときに、相手がどう振る舞うかです。

第3フェーズは、最終確認と決断の期間です。

接触回数が10回に近づき、単純接触効果による好意がピークに達する時期です。ここで、生理的な受容を確認します。

連盟の規約上、仮交際や真剣交際の段階で手をつなぐ程度のスキンシップは禁止されていません。強烈なときめきがなくても、肌が触れて不快でない、そばにいて安心する、という感覚が得られるのであれば、それは結婚相手として十分な合格ラインです。

そして、真剣交際へ進むかどうかを決めます。移行率が10%という現実を踏まえれば、まだ見ぬ誰かを探し続けるより、目の前の相手と向き合うほうが合理的です。

お見合い当日、その場で判断してはいけない理由

そもそも「ときめかない」という感覚が最初に訪れるのは、多くの場合お見合いの当日です。そして相談所のルール上、お見合いの結果は翌日の12時までに報告することになっています。

この24時間で判断を誤る方が、非常に多いのです。

お見合いの1時間は、条件が悪すぎます。初対面で、緊張していて、お互いに探り合っている。相手も同じように緊張しているため、本来の魅力の半分も出ていません。この状態で「ときめくかどうか」を測ろうとするのは、雨の日に写真を撮って景色を評価するようなものです。

お見合い当日に判断すべきなのは、ときめきの有無ではありません。次の2つだけです。

当日に確認すべきこと判断の基準
生理的な嫌悪感があるか同じ空間にいて不快でなければOK
話をしていて苦痛だったか会話が弾まなくても、苦痛でなければOK

この2つが「なかった」のであれば、交際希望を出して構いません。むしろ出すべきです。

会話が弾まなかったことを理由に断る方が多いのですが、初対面で弾まないのは当たり前です。前述の単純接触効果の実験を思い出してください。会話を一切していない状態でも、顔を合わせた回数だけで魅力度の評価は上がっています。会話の質は、回数を重ねてから上がってくるものです。

私がお伝えしているのは、「明確な理由がないなら、まず一度お会いする」という基準です。

このやり方は、実は37歳のAさんが自然にやっていたことでもあります。ご自身の希望する年齢や地域に特別こだわらず、二つ返事でお見合いを希望してくださっていました。その姿勢が、7月のB男さんとの出会いにつながっています。

お見合いの翌日、迷ったらご連絡ください。クルアルガでは、お相手側の相談所から届いた印象もお伝えできます。相手があなたに好印象を持っていたと分かるだけで、判断が変わることは珍しくありません。

相手のほうが迷っている場合はどうするか

逆のパターンについても触れておきます。こちらは進みたいのに、相手が態度を決めかねている場合です。

このとき、多くの方が取ってしまう行動が2つあります。連絡の頻度を上げること。そして、気持ちを確かめようとすることです。

どちらも、状況を悪くします。

相手が迷っているということは、相手もまた好意が形成される途中にいるということです。そこで気持ちを問われると、まだ答えが出ていないため「まだ分からない」としか言えません。そして一度その言葉を口にすると、迷いが確信に変わっていきます。

やるべきことは、単純です。会う回数を確保すること、それだけです。

Aさんのお相手であるB男さんは、夜勤明けでも、休みが少ない週でも、週に2度ほどは時間を作ってくれました。しっかりデートする日もあれば、90分ほどの食事だけの日もありました。この「90分の食事でもいいから会う」という積み重ねが、結果として10月の婚約につながっています。

長時間のデートを月1回組むより、短くても週1回のほうが効きます。単純接触効果は、時間の長さではなく回数で積み上がるからです。

相手の気持ちを確かめたくなったら、その代わりに次に会う日を決めてください。

続けるか終えるかを分ける、4つのサイン

第2フェーズで深い話をしたとき、何を見て判断すればいいのか。ここに、心理学で最も信頼されている枠組みがあります。

ワシントン大学のジョン・ゴットマン博士は、夫婦の会話と生理的な反応を数千時間にわたって分析しました。その結果、会話の中に次の4つの兆候が現れる場合、数年以内の離婚を93.6%の精度で予測できることを突き止めました。

兆候具体的な現れ方
非難特定の行動ではなく、相手の性格や人格そのものを否定する(「あなたはいつも自分のことしか考えない」)
侮蔑皮肉、嘲笑、ため息、目をむく。相手を自分より劣っていると見下す態度
自己弁護指摘に対して責任を転嫁する、言い訳をする、逆に被害者のように振る舞う
逃避・無視対話を完全に拒絶し、感情的にシャットダウンして無反応になる

ゴットマン博士は、この中でも「侮蔑」を離婚の最大の予測因子としています。相手を見下す態度は、受けた側の免疫機能まで低下させると報告されているほど、有害な行動です。

仮交際中の見極めで大切なのは、意見が合わないこと自体ではありません。意見が食い違ったときに、この4つが出るかどうかです。

金銭感覚の話をして、考え方が違った。家族との距離感について、意見が分かれた。そのとき相手が、あなたを見下すことなく、話し合いから逃げることもなく、対等に向き合えるのであれば。

ときめきがなくても、その人とは極めて安定した関係を築ける可能性が高い。これが、13年間の追跡調査と数千時間の会話分析が示している答えです。

逆に、この4つ、特に侮蔑と逃避が見えたときは、条件がどれほど良くても慎重になってください。

我慢してはいけない、たった一つのサイン

ここまで「ときめかなくても続けてみましょう」という話をしてきましたが、例外があります。

生理的な嫌悪感です。

手をつなぐのが嫌だ。パーソナルスペースに入られると不快だ。匂いが受け付けない。この感覚がある場合は、我慢して交際を続けるべきではありません。

この嫌悪感には、生物学的な背景がある可能性が示唆されています。

1995年に進化学者のクラウス・ヴェーデキントらが行った、通称「汗をかいたTシャツ実験」という研究があります。男性が2日間着用したTシャツの匂いを女性に嗅いでもらったところ、女性は自分と免疫遺伝子の型が異なる男性の匂いを好ましいと評価し、型が似ている男性の匂いを不快だと評価する傾向が見られました。多様な免疫を持つ子孫を残すため、また近親交配を避けるための進化的な適応ではないかと考えられています。

ただし、この知見は絶対視すべきものではありません。近年のメタ分析では、30の研究を統合した結果、免疫遺伝子に基づく相手選びの効果量は比較的弱いことが分かっています。文化や実験条件によるばらつきも指摘されています。

それでも実務的に言えることは、はっきりしています。相手に対する生理的な拒絶反応は、理性や条件のすり合わせで後から覆すことが極めて難しいということです。

ときめきがないだけなら、接触を重ねる価値があります。生理的に無理なら、早めに終える。この線引きだけは、明確に持っておいてください。

37歳の女性会員が、迷いながら12月に入籍するまで

ここまでのデータを、実際の会員さんの経験と重ねてお話しします。

クルアルガ千葉の会員だったAさん、37歳の女性の話です。

Aさんは他社の相談所にも入会していましたが、システムに疑問を感じて半年ほどで退会されていました。何もしないのもなあ、という気持ちでクルアルガをなんとなく見つけてくださり、ゴールデンウィークのお休みにご説明をして、その場で入会を決められました。

見た目もとても素敵な方でしたが、年齢的にのんびりもできない時期です。急げ急げで、クルアルガもどんどんご紹介しました。

Aさんの一番良いところは、どんな方でもお見合いを受ける姿勢でした。

ご自身の希望する年齢や地域に特別こだわらず、二つ返事でお見合いを希望してくださる。お仕事も忙しい立場の方なのに、お相手の希望日程に柔軟に合わせてくださる。その前向きさに、クルアルガもますます張り切りました。

7月に出会ったのが、B男さんです。立ち会った私は、実は「もしかして」とその場で思っていました。

ところが、意外にもAさんは交際をスタートすることに迷っていました。

ここが、この記事の核心です。Aさんも「ときめかない」側の人だったのです。B男さんは、これまでのAさんなら好きにならないタイプでした。

それでもAさんは、次にB男さんと会ったとき、交際90日の間でできるだけ会ってほしいとお願いしたそうです。判断を保留して、会う回数を確保するという選択をしたのです。

B男さんも快く承諾されました。夜勤明けでも、休みが少ない週でも、週に2度ほどは時間を作ってくれたそうです。距離が車で1時間ほどということもあり、しっかりデートする日もあれば、90分くらいの食事を重ねる日もありました。

結果を先にお伝えします。10月に婚約、12月に入籍されました。

5月に入会し、7月にお見合いをして、12月に入籍。ときめかないと迷っていた相手と、です。

Aさんがやっていたことを、この記事の枠組みで整理してみてください。

Aさんの行動対応するデータ
ときめかなかったが、すぐに終了せず交際をスタートした接触5回未満では好意は形成されない(モーランド&ビーチ)
90日でできるだけ会いたいと自分から伝えた好意のピークは10〜20回の接触(ボーンスタインのメタ分析)
週2回、90分の食事でもいいから回数を重ねた頻度が空くと単純接触効果は積み上がらない
相手を理想化せず、現実的に見ていた理想化しないカップルほど長期的に安定する(ヒューストン)

Aさんは心理学の研究を知っていたわけではありません。ただ、「ときめかない」を判断の材料ではなく、保留すべき情報として扱った。それだけです。

この成婚報告は、クルアルガ千葉のブログにも掲載しています。よろしければ★37歳女性 成婚です★もご覧ください。

迷ったときに、一人で結論を出さないでください

Aさんの事例で、もう一つお伝えしておきたいことがあります。

Aさんが交際スタートを迷っていたとき、その迷いは私たちに共有されていました。だから「もう少し会ってみては」という後押しができました。

もしAさんが一人で考えていたら、どうなっていたでしょうか。おそらく、お見合いの翌日に「お断りします」と連絡していたと思います。ときめかないという感覚は、一人で抱えていると、日を追うごとに「違うのかもしれない」という確信に変わっていくからです。

クルアルガ千葉が完全専任制を取り、交際中も月に一度は必ず連絡を差し上げているのは、この瞬間に立ち会うためです。担当者が毎回変わっていたら、Aさんの迷いの背景も、B男さんの誠実さも、正しく判断できませんでした。

比較すると、次のようになります。

比較項目大手相談所地域密着の個人相談所クルアルガ千葉(伴走型)
会員数非常に多い加盟連盟による日本ブライダル連盟加盟・全国約6万6千人
担当者途中で変わることがある基本的に固定代表の岩野が入会から成婚まで専任
交際中のフォロー会員からの相談ベース相談所による月1回は必ずこちらから連絡
迷ったときの相談担当が状況を把握していない場合がある相談所による経緯を全部知っている人に相談できる
連絡手段電話・メール・専用システム相談所によるLINEで随時

「ときめかない」と感じたときこそ、相談してください。答えを出すのはご自身ですが、材料を並べるお手伝いはできます。

料金とご入会の条件

クルアルガ千葉には3つのコースがあります。

項目習い事感覚でお気軽コース本気コース(1年)U-34コース(34歳以下)
入会金10,000円200,000円10,000円
登録料5,000円5,000円5,000円
月額5,000円0円5,000円
お見合い料男性8,000円/女性5,000円月2回まで0円男性8,000円/女性5,000円
成婚料男性300,000円/女性250,000円100,000円男女とも220,000円

Aさんのように短期集中で進める場合、お見合いの回数が増えます。その場合は月2回までお見合い料が無料になる「本気コース」のほうが、総額を抑えられることがあります。

ご入会の条件は、満20歳以上で現在未婚であること、本人確認書類と独身証明書を提出できること、男性は結婚生活を営める定職があること、そして前向きに婚活ができることです。

よくあるご質問

Q. 結婚相談所で「ときめき」は必要ですか。

必須ではありません。むしろ初期に強くときめいた場合のほうが、相手を理想化しやすく、結婚後に幻滅するリスクが高いという追跡研究があります。

必要なのは、ときめきではなく2つの条件です。生理的に不快でないこと。そして、意見が食い違ったときに対等に話し合えること。この2つが揃っていれば、ときめきの有無は判断材料として優先度が下がります。

Q. 何回目のデートまでに答えを出すべきですか。

交際期間は原則90日ですので、10回前後会って判断するのが現実的です。

ただし前半3回は判断の材料になりません。この時期はまだ好意が形成されていないためです。実質的な判断は4回目以降、深い話をしてからになります。

Q. 相手からは好意を持たれているようですが、こちらが応えられません。

その状態は珍しくありません。片方が先に好きになるのは、むしろ自然なことです。

ただし、こちらの気持ちが動かないまま3か月が過ぎ、相手だけが期待を膨らませている状態は、お互いにとって良くありません。第2フェーズで現実的な話をぶつけてみて、それでも一緒に暮らす想像がまったくできないのであれば、正直にお伝えするほうが誠実です。お断りの連絡は、私たちが間に入ります。

Q. 結婚相談所に向かない人はどんな人ですか。

現場で感じるのは2つです。うまくいかない理由を相手や環境のせいにしてしまう方。そして、カウンセラーの客観的な助言を受け入れられない方です。

結婚相談所は、仲人と二人三脚で進める仕組みです。第三者からのフィードバックは、時に耳が痛いこともあります。それを受け取れるかどうかが、活動のスピードを大きく左右します。

Q. 交際中のスキンシップは、どこまで許されますか。

主要な連盟では、婚前交渉、お互いの家やホテルでの宿泊、宿泊を伴う旅行、同棲はいずれも禁止されています。これらが判明した場合、結婚の意思にかかわらず成婚とみなされ、成婚退会の手続きと成婚料の支払い義務が発生します。遊び目的の会員を排除し、真剣な会員を守るための仕組みです。

一方で、手をつなぐ、ハグをするといった軽度のスキンシップは禁止されていません。生理的な相性や安心感を確認する手段として、むしろ必要な確認です。

Q. 過去に恋愛でときめいた経験があるので、それと比べてしまいます。

比べてしまうのは自然なことですが、比較の対象が正しくありません。

恋愛でときめいたときのあなたは、今より若く、相手のことをよく知らず、生活も背負っていませんでした。脳の報酬系が強く反応する条件が揃っていたのです。同じ反応を、生活の設計まで含めて相手を見ている今の自分に求めるのは、条件が違いすぎます。

それに、ヒューストンの13年間の追跡調査が示したとおり、強くときめいたカップルほど離婚に至りやすいという結果が出ています。過去にときめいた関係が続かなかったのだとしたら、その理由もそこにあるかもしれません。

Q. 仮交際を何人かと同時に進めていますが、比べてしまって決められません。

仮交際は複数進行が認められている期間ですので、同時に会うこと自体は問題ありません。

ただ、比較が目的化すると全員に対して接触回数が足りなくなります。3人と同時に進めれば、3週間で会えるのは各1回です。好意が形成される5回に達するまでに、それだけで1か月以上かかります。

現実的なのは、2人までに絞ることです。そのうえで、それぞれと週1回のペースを確保する。90日という期限を考えると、この形が最も判断材料を集められます。

Q. 40代です。ときめきを求めるのは贅沢でしょうか。

贅沢ではありません。ただ、優先順位の問題です。

日本結婚相談所連盟の成婚白書によると、成婚された方の代表的な年齢は男性35歳、女性33歳です。一方で50代以上の成婚数は8年で約4倍に増えており、女性は約5.8倍という伸びを示しています。年齢が理由で無理ということはありません。

ときめきを条件から外す必要はありませんが、それを最優先にすると、仮交際から真剣交際への10%という関門を通過する前に活動が止まります。ときめきは「あれば嬉しいもの」として、判断の順位を下げてみてください。

答えは、会う回数の先にあります

「いい人だけど、ときめかない」

この感覚を、あなたの心が出した結論だと思わないでください。それは、まだ判断できるだけの材料が揃っていないという、途中経過のサインです。

接触回数が5回に満たなければ好意は形成されません。深い話をしていなければ、相手の本質は見えません。手も触れていなければ、生理的な相性は分かりません。

必要なのは、決断ではなく工程です。3回は評価せずに会う。4回目から現実的な話をぶつけて、意見が割れたときの態度を見る。7回目以降で生理的な受容を確かめて、決める。

Aさんも、この道を通りました。ときめかないと迷いながら、90日でできるだけ会ってほしいと自分から伝え、10月に婚約、12月に入籍されました。

クルアルガ千葉では、代表の岩野が入会から成婚まで一貫して担当します。交際中は月に一度、必ずこちらからご連絡します。迷ったときに、経緯を全部知っている人に相談できる状態を作っておくことが、この90日では効いてきます。

Keluarga(クルアルガ)とは、インドネシア語で「家族」を意味します。一人で結論を出さずに済む場所として、使っていただければと思います。

お電話でのご相談は30分まで無料です。今まさに交際中で迷っている方も、これから始める方も、まずはお話をお聞かせください。

無料相談のお申し込みはこちら

千葉市、習志野市、佐倉市、八千代市、市川市、浦安市、市原市、四街道市、酒々井町、成田市、大網白里市、東金市、白井市、印西市、流山市、柏市、松戸市、我孫子市、袖ケ浦市、木更津市をサポートしています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次