【自営業・フリーランスの婚活】年収欄に「所得」しか出ない仕組みと、相手の不安を制度で解消する方法

閉店後のパン屋でタブレットを確認する自営業の男性

「自営業は婚活で不利」

そう言われて、どこか納得しながらも釈然としない思いを抱えていないでしょうか。実際に生活は成り立っている。仕事にも誇りを持っている。それでも、婚活の場では会社員より低く見られている気がする。

この感覚は、気のせいではありません。ただし原因は、職業への偏見だけではありません。結婚相談所のシステム上、自営業者の年収は会社員より低く表示される仕組みになっているからです。

会社員は税引き前の額面がそのまま出ます。自営業者は、売上から経費を引いた後の金額が出ます。同じ手取り感覚で暮らしていても、プロフィールの数字は大きく違って見えます。

結婚相談所クルアルガ千葉は、津田沼を拠点に千葉県一帯をサポートしている仲人型の相談所です。この記事では、精神論を一切抜きにして、入会時に何を提出するのか、年収がどう表示されるのか、相手が抱く不安は制度上どういう事実に基づくのかをお伝えします。

目次

結論:不利なのは職業ではなく、数字の出方と制度の説明不足です

先に結論を3つお伝えします。

1つめ。プロフィールに表示される年収は、原則として「所得」です。 売上ではありません。節税のために経費を多く計上していると、実際の生活水準より低い数字が表示されます。条件検索で弾かれる原因はここにあります。

2つめ。相手が抱く不安は、感情ではなく制度に根拠があります。 住宅ローンの審査基準、年金の受給額、健康保険の給付内容。いずれも会社員とは実際に差があります。「大丈夫だよ」では解消しません。

3つめ。だからこそ、制度の差を具体的な対策で埋めて見せれば、評価は反転します。 時間の融通が利くこと、定年がないこと、家事育児に参加しやすいこと。これらは共働きが前提の時代に、強力な武器になります。

順に見ていきます。

なぜプロフィールの年収が低く出るのか

まず、数字の出方から整理します。

結婚相談所では、年収を自己申告のままにはできません。虚偽を防ぎ、会員同士の信頼を担保するため、公的書類の提出が求められます。

会社員の場合、勤務先が発行する源泉徴収票を提出します。ここに書かれた「支払金額」、つまり税引き前の額面がそのままプロフィールに載ります。

自営業者や個人事業主の場合、源泉徴収票がありません。代わりに確定申告書の控え、または自治体が発行する課税証明書や納税証明書を提出します。そしてプロフィールに載るのは、原則として「所得」です。

所得とは、売上から必要経費を差し引いた後の金額です。

ここに構造的な不公平があります。売上1,200万円、経費500万円で所得700万円の個人事業主と、額面年収700万円の会社員。プロフィール上はどちらも「700万円」です。ところが会社員のほうは社会保険料の半分を会社が負担しており、実際の手取りは変わってきます。

さらに問題なのは、節税のために経費計上を厚くしている場合です。実際の生活には余裕があっても、申告所得が400万円なら、プロフィールは400万円です。多くの女性会員が設定する年収の検索条件で弾かれ、プロフィールを見てもらうことすらできません。

これが「自営業は不利」と言われる仕組みの正体です。人柄でも実力でもなく、数字の出方の問題です。

収入証明として何を出すのか

連盟によって扱いが少しずつ違います。整理すると次のようになります。

項目会社員個人事業主・フリーランス
提出する書類源泉徴収票、または給与明細確定申告書(控え)、課税証明書、納税証明書のいずれか
プロフィールの年収支払金額(税引き前の額面)原則として所得(経費を引いた後)
提出のタイミング入会手続き時入会手続き時

なお、業界最大手のIBJでは、確定申告済みの個人事業主について、所得に加えて「収入金額」も登録できる仕組みが導入されているとされています。実質的な事業規模をプロフィールに反映させるための措置です。

一方、クルアルガ千葉が加盟する日本ブライダル連盟をはじめ、多くの連盟では所得が基準になります。

つまり、どの連盟の相談所を選ぶかによって、あなたの数字の見え方が変わる可能性があります。 入会前の無料相談で、「自営業の場合、年収欄には何が表示されますか」と必ず確認してください。この質問に即答できない相談所は、自営業者の会員を扱い慣れていない可能性があります。

法人化している場合と、開業して間もない場合

2つの例外的なケースについても触れておきます。

法人化して役員報酬を受け取っている経営者の場合、扱いは個人事業主と異なります。自分の会社から自分へ支給される源泉徴収票を提出し、そこに記載された役員報酬の額がプロフィールの年収になります。

ここに注意が必要です。年商が数千万円規模の会社を経営していても、役員報酬を500万円に設定していれば、プロフィール上は「500万円」としか表示されません。節税のために報酬を低く設定している経営者ほど、システム上は実態より小さく見えます。

事業の規模や会社の状況は、プロフィールの自己PR欄や、交際が進んだ段階での会話で伝えるしかありません。数字だけで伝えようとしても限界があります。

開業して間もなく、確定申告の実績がない場合は、相談所によって対応が分かれます。所得を客観的に証明する書類がないため、入会や年収の公開が保留になることがあります。

一方で、前職の会社員時代の源泉徴収票、事業計画書、事業用口座の入出金履歴などを代替資料として提出することで、活動を認める相談所もあります。この点は連盟の規定というより各相談所の判断になるため、事前に個別相談が必要です。

なお、クルアルガ千葉では自営業・フリーランス・会社経営の方も問題なくご入会いただけます。 入会条件に「男性は結婚生活を営める定職のある方」とありますが、これは雇用されているかどうかを問うものではありません。ご自身の事業で生計を立てておられるなら該当します。

開業直後で確定申告の実績がないといった個別の事情がある場合も、活動を始める方法をご一緒に考えますので、無料相談の際にご事情をお聞かせください。

婚活市場で実際にどう評価されているのか

次に、市場の評価を数字で確認します。

リスクモンスターが2025年に発表した「第15回 この企業に勤める人と結婚したいランキング」では、結婚相手として望まれる勤務先の上位は次のとおりでした。

順位勤務先割合
1位地方公務員9.8%
2位国家公務員9.5%
3位トヨタ自動車8.3%

公務員と超大手企業が上位を占めています。

さらに同じ調査で、結婚相手の勤務先について重視するポイントを見ると、順に「給与額」「土日休み・有休の取得しやすさ」「雇用形態」「安定性」が挙がっています。

この4項目を並べると、自営業が敬遠される理由がはっきりします。偏見ではなく、重視される項目と自営業の特性が構造的に噛み合っていないのです。

給与額は、前述のとおり所得表示で低く見えます。土日休みは、業種によっては確保が難しい。雇用形態は正規雇用ではない。安定性は、収入が変動する。4項目すべてで不利な位置から始まります。

だからこそ、この4項目に対して個別に答えを用意することが、そのまま対策になります。

相手が抱く不安の中身を、制度で分解する

「収入が不安定だから不安」と言われたとき、感情論で返しても解決しません。相手が具体的に何を恐れているのかを、制度の側から分解します。

まず、収入の変動幅について。国税庁の申告所得税標本調査によると、事業所得者の所得分布は次のようになっています。

所得階級構成割合
100万円以下7.6%
100万円超〜200万円以下22.6%
200万円超〜300万円以下20.0%
300万円超〜500万円以下22.9%
500万円超〜1,000万円以下18.4%
1,000万円超〜2,000万円以下5.7%
2,000万円超2.6%

事業所得者のおよそ半数が所得300万円以下である一方、1割弱が1,000万円を超えています。会社員のように一定の範囲に収まらず、二極化しているのが特徴です。

この「結果が読みにくい」という事実が、相手の警戒心の根拠です。あなた個人が安定して稼いでいても、統計を知っている相手ほど慎重になります。

だとすれば、示すべきなのは「自分は大丈夫」という主観ではありません。過去3年分の所得推移という客観的な事実です。数字が安定していることを見せられるなら、それが最も強い説得材料になります。

住宅ローンの審査は、実際に厳しい

相手が漠然と抱く「家が買えないのでは」という不安にも、制度上の根拠があります。

会社員が住宅ローンを申し込む場合、直近1年分の源泉徴収票の提出で審査が進むことが一般的です。これに対し、民間の金融機関が個人事業主に求めるのは直近3期分の確定申告書一式です。

項目会社員個人事業主
民間ローンで必要な収入証明直近1年分の源泉徴収票直近3期分の確定申告書
審査で見られる点勤続年数と年収3年間の所得の安定性と黒字の継続
経費計上の影響なし所得を圧縮していると不利に働く

3年のうちに大きな増減があったり、赤字の年が含まれていたりすると、返済能力が不安定と判断されます。節税のために所得を圧縮していると、金融機関からは「利益が出ていない事業」と見えます。

ここで知っておきたいのが、住宅金融支援機構と民間金融機関が提携する「フラット35」です。こちらは審査基準が異なり、確定申告書1〜2期分で申し込みが可能とされています。開業から日が浅い方にとっては現実的な選択肢になります。

交際が進んで住まいの話になったとき、「自分はローンが通らないかもしれない」と黙っているより、「民間は3期分必要だけれど、フラット35という選択肢がある」と説明できるほうが、相手は安心します。知識があること自体が、信頼につながります。

年金の差は、月額でおよそ9万円

老後の話も、避けて通れません。

厚生労働省の公表資料に基づく平均受給月額は、次のとおりです。

年金の種類加入対象平均受給月額の目安
国民年金(老齢基礎年金)自営業・フリーランスなど約5.6万〜5.9万円
厚生年金会社員・公務員など約14.4万〜15.1万円(基礎年金分を含む)

夫婦ともに自営業の場合、満額納付していても、老後の公的年金は2人合わせて月額11万円程度です。会社員の夫と専業主婦の世帯であれば約22万円、共働きの会社員世帯であればそれ以上になります。

この差が、相手の親御様が特に気にする部分です。

対策は明確です。この差を埋める計画を、具体的な制度名と金額で示すこと。 iDeCo、小規模企業共済、新NISAといった仕組みは、まさにこの差を埋めるために存在しています。

「老後は何とかなる」ではなく、「国民年金だけだと月11万円になるので、小規模企業共済とiDeCoで毎月これだけ積み立てている」と言えるかどうか。この一言があるかないかで、相手の受け止め方はまったく変わります。

誰も書かない話:国民健康保険には傷病手当金がありません

ここが、他の記事でほとんど触れられていない部分です。しかし結婚後の生活に、最も直接的に響きます。

会社員が加入する健康保険と、自営業者が加入する国民健康保険には、給付内容に決定的な違いがあります。

項目健康保険(会社員)国民健康保険(自営業)
傷病手当金あり。病気やケガで働けない期間の所得を補償原則なし
出産手当金あり原則なし
扶養の概念あり。配偶者や子を扶養に入れれば保険料の追加負担なしなし。家族の人数分だけ均等割が加算される
保険料の負担会社が半分負担全額自己負担

2つ、押さえてください。

1つめは、傷病手当金がないことです。 会社員なら、病気で数か月休んでも給与の一定割合が補償されます。自営業者は、倒れた瞬間に世帯の収入が止まります。相手が「もし体を壊したら」と考えるのは、この制度差を知っているからです。

対策は、就業不能保険や所得補償保険への加入です。加入していること自体が、相手への強力な回答になります。

2つめは、扶養がないことです。 これは結婚後の家計に直結します。相手が仕事を辞めて家庭に入った場合でも、健康保険や年金の「扶養」には入れません。夫婦それぞれが国民年金保険料を支払い(2025年度は月額17,510円)、国民健康保険料も人数分が加算されます。子どもが生まれれば、0歳児の分も均等割がかかります。

逆のパターンもお伝えしておきます。相手が会社員で、自営業のあなたの所得が一定額(原則として年間130万円未満)に収まっているなら、相手の社会保険の扶養に入ることは可能です。

こうした話は、交際が深まってからでは切り出しにくくなります。仮交際の中盤で、生活設計の話として自然に出しておくほうが、後で行き詰まりません。

千葉県の自営業を取り巻く状況

地域の事情にも触れておきます。

全国のデータでは、個人経営の比率が高い業種は明確です。宿泊業・飲食サービス業で8割超、生活関連サービス業・娯楽業(理美容業など)で8割超、医療・福祉(診療所や整体院など)で約6割が個人経営です。

千葉県においても、農業や漁業といった第一次産業に加えて、飲食店、美容室、理容室、整体院、そして建設業の一人親方が、自営業の大きな部分を占めていると考えられます。

一方で、事業の入れ替わりも起きています。帝国データバンクの調査によると、2025年に休廃業・解散した千葉県内の企業(個人事業主を含む)は2,382件でした。年代別では70代以上が65.7%を占めており、後継者不在が背景にあります。業種別では建設業が324件で最多でした。

この数字は、後継者として家業に入っている方にとって、実は使える材料です。「事業を継ぐ人がいない業界で、自分は継いでいる」という事実は、安定性の説明として説得力を持ちます。廃業が相次ぐ中で続けられているのは、需要があるということだからです。

女性の自営業者が直面する、別の課題

自営業の婚活といえば男性を主語に語られがちですが、女性には別の論点があります。

フリーランス協会の調査によると、フリーランスとして働く人のうち女性の割合は50.3%から54.1%とされており、男性を上回っています。美容関連、デザイナー、ライター、コンサルタントといった職種が目立ちます。

女性の自営業者が婚活で直面する課題は、収入の低さではなく、次の3つです。

1つめは、収入が高い場合のマッチングの難しさです。 事業が軌道に乗って年収が高くなると、それ以上の男性を探そうとした場合に対象が急に狭まります。男性側が引け目を感じるケースもあります。

2つめは、結婚後も事業を続けられるかという点です。 「自由業で家にいるのだから、家事育児は主に担当してほしい」という前提を持つ相手とは、深刻なミスマッチが起きます。

3つめは、自立して見えすぎることです。 経済的にも精神的にも1人で成り立っている印象が強いと、「自分は必要とされないのでは」と受け取られることがあります。

いずれも、交際の早い段階ですり合わせておけば防げます。特に2つめは、仮交際の中盤で必ず話しておいてください。ここを曖昧にしたまま真剣交際に進むと、後から覆せません。

家業を手伝う法的な義務は、ありません

相手が最も口に出しにくい不安が、これです。「結婚したら、お店を手伝わされるのではないか」。

結論から申し上げます。法的な義務はありません。

民法第752条には「夫婦は同居し、互いに協力し扶助しなければならない」と定められています。しかしこれは、夫婦の共同生活を維持するための一般的な義務です。無給で配偶者の事業に労働力を提供しなければならない、という意味ではありません。

家業への無給の従事は、相続の場面で「特別な寄与」として争われることがあるほどで、当然の義務とはみなされていません。手伝うかどうかは、夫婦の合意に完全に委ねられます。

この点は、はっきり言葉にして伝えてください。「手伝ってもらうつもりはない」と最初に言われるだけで、相手の警戒心はかなり下がります。

なお、話し合いの結果として手伝ってもらう場合には、税務署に「青色事業専従者給与に関する届出書」を提出することで、配偶者への給与を経費に計上できます(青色申告の場合)。ただし、同居する親族は労働保険上の労働者から除外されるため、労災保険や雇用保険の対象外になる点は理解しておく必要があります。

プロフィールと自己PRの書き方

ここまでの内容を、実際の身上書に落とし込みます。

年収欄は、書ける情報を最大限に書いてください。 所得しか表示されない仕組みであっても、自己PR欄は自由に書けます。「所得ベースでの記載です」と一言添えるだけでも、読む側の理解は変わります。

業種と事業内容は具体的に書きます。 「自営業」とだけ書くと、相手は何も想像できません。何年目なのか、誰を相手にした仕事なのか、従業員はいるのか。具体的であるほど、不安は減ります。

休日と働き方を先に書きます。 「土日は基本的に休みです」「繁忙期は3月と9月です」と先に書いておけば、それを承知の方から申し込みが来ます。隠したまま交際に進むと、最初の1か月で行き違いが起きます。

将来の設計に触れます。 小規模企業共済に入っている、就業不能保険に加入している、確定申告は税理士に依頼している。こうした一文は、他の自営業者との差別化になります。地味ですが、読む人は読んでいます。

避けたいのは、事業への情熱だけを長く書くことです。相手が知りたいのは、あなたの仕事への思いよりも、一緒に暮らしたときの生活の形です。

業種によって、相手が抱く不安は違います

「自営業」とひとくくりにされますが、業種が違えば相手の不安も変わります。千葉県で個人経営の比率が高い業種ごとに、何を聞かれやすいかを整理します。

業種相手が抱きやすい不安先回りして伝えたいこと
飲食店休みが取れない。夜が遅い。家庭の時間が持てない定休日と閉店後の生活リズム。仕込みを含めた実際の拘束時間
理美容土日が休めない。立ち仕事で体力が心配平日の休みをどう使えるか。予約制なら時間の読みやすさ
建設・一人親方天候で収入が変わる。ケガのリスク労災保険の特別加入をしているか。閑散期の収入の作り方
士業・コンサル収入は安定していそうだが、忙しすぎないか繁忙期の時期と長さ。それ以外の期間の余裕
クリエイティブ職案件が途切れたらどうなるのか継続案件の比率。取引先の数
農業家業に入ることを求められるのでは。地域の付き合いが大変そう手伝う必要がないこと。実際の生活圏

表を見ていただくと分かるとおり、不安の中身はほぼ「時間」と「リスク」の2つに集約されます。

飲食や理美容であれば、相手が心配しているのは収入ではなく、一緒に過ごす時間があるかどうかです。ここに年収の話をしても噛み合いません。「定休日は火曜で、閉店は22時、片付けを入れて帰宅は23時半です」と具体的に言うほうが、はるかに効きます。

建設業の一人親方であれば、ケガのリスクが最大の関心事です。労災保険の特別加入をしているかどうかは、必ず聞かれると思っておいてください。加入していれば、それを伝えるだけで不安の大部分が消えます。

農業や店舗を継いでいる方の場合は、家業に入ることを求められるのではないかという不安が先に立ちます。この点は次の章で触れる法的な事実とあわせて、早い段階で明確に否定しておくべきです。

自分の業種で相手が何を心配するかを事前に想定し、聞かれる前に答えを用意しておく。これがお見合いの準備です。

90日の交際期間で、いつ何を開示するか

条件面の説明が多い自営業の方ほど、開示の順番を間違えると失敗します。すべてを初回に話しても重いですし、遅すぎると「隠していた」と受け取られます。

クルアルガ千葉の交際期間は90日です。この90日に沿って、開示の工程を組み立ててください。

時期開示すること目的
お見合い当日業種、何年目か、休みのパターン相手が生活を想像できる状態にする
交際1〜3回目繁忙期と閑散期、1日の流れ、通勤の有無一緒に暮らしたときの時間の形を共有する
交際4〜6回目収入の考え方、直近数年の推移、家業を手伝う必要がないこと生活設計の話として、数字と条件を扱う
交際7回目以降加入している保険や共済、老後の備え、住まいの考え方将来のリスクへの対策を具体的に見せる
真剣交際へ進む前事業の状況、借入があればその内容結婚を前提に、隠しごとがない状態を作る

順番の考え方は単純です。「今どう暮らしているか」から始めて、「これからどうするか」へ進みます。

お見合い当日に年収や保険の話をする必要はありません。むしろ引かれます。この日に必要なのは、相手があなたとの生活を想像できるようになることだけです。

数字の話が出てくるのは、4回目から6回目あたりです。この時期になると、相手も現実的な話をする準備ができています。ここで所得と売上の違いを説明し、直近の推移を見せてください。

保険や年金の話は、さらに後です。最初にこれを出すと、防御的に見えます。関係ができてから出すと、誠実さとして伝わります。同じ内容でも、順番で受け取られ方が変わります。

借入がある場合は、真剣交際に進む前に必ず伝えてください。設備投資や運転資金の借入は、事業をしていれば普通のことです。問題になるのは、金額ではなく、後から発覚することです。

相手のご両親に会うときの準備

自営業の方にとって、山場は相手のご両親との面会です。

ご両親の世代は、終身雇用と年功序列が当たり前だった時代を生きています。自営業に対する印象も、その時代の感覚で形成されています。本人が納得していても、ご両親が反対するというケースは実際にあります。

準備しておくとよいものが3つあります。

1つめは、事業の説明を1分で終える練習です。 誰を相手に、何を提供して、何年続けているか。これだけです。専門的な説明を長くすると、かえって不安にさせます。

2つめは、備えの説明です。 前述のとおり、ご両親が心配するのは老後と病気です。小規模企業共済、iDeCo、就業不能保険。加入しているものを、制度名と月額で答えられるようにしておいてください。

3つめは、お相手に家業を手伝わせるつもりがないという明言です。 これは、ご本人に伝えているだけでは足りません。ご両親の前でもう一度言ってください。ご両親の世代ほど「嫁が店を手伝うもの」という感覚を持っている可能性があり、そこを否定しておくことに意味があります。

そして、会う前にお相手とすり合わせておいてください。お相手がご両親に何をどう説明しているかを知らないまま行くと、話が食い違います。

大手、地域密着、伴走型。どこを選ぶか

自営業の方が相談所を選ぶ際は、通常の比較項目に加えて確認すべき点があります。

比較項目大手相談所地域密着の個人相談所クルアルガ千葉(伴走型)
加盟連盟自社DB、または大手連盟加盟連盟によるBIU加盟・全国約6万6千人
自営業の年収表示連盟の規定による連盟の規定による所得が基準。事前にご説明します
担当者途中で変わることがある基本的に固定代表の岩野が入会から成婚まで専任
面談方法店舗へ来店店舗へ来店出張相談・オンライン面談に対応
連絡手段電話・メール・専用システム相談所によるLINEで随時
繁忙期の対応標準的な対応相談所による活動ペースの調整をご相談いただけます

自営業の方にとって重要なのは、下の2行です。

繁忙期に活動量を落としたい、逆に閑散期に集中したいという事情は、会社員にはあまりありません。クルアルガ千葉では、看護師や自衛官といった不規則な勤務の方を担当してきた経験から、活動ペースのご相談を受けています。

また、担当が変わらないことは、自営業の方にとって特に意味があります。事業の内容や収入の構造を、毎回一から説明し直す必要がないからです。

実際にあったご相談:「忙しい」で止まっていた40代の男性

クルアルガ千葉で実際にあったご相談をお話しします。

会員としてお預かりしていたのは、40代の男性でした。ただ、最初にご相談にいらしたのは、そのお母様です。

クルアルガでは、お子さんの結婚を願うご両親も会員としてお預かりしています。このお母様は、息子さんの婚活について、クルアルガを最後のチャンスだと考えておられました。その言葉の重さが、今でも印象に残っています。

息子さんについて伺うと、会社での立場もしっかりしていて、収入も申し分なく、性格も真面目な方でした。問題は一つだけ。とにかく忙しい。

このときお伝えしたのは、婚活に時間を割く勇気を持ちましょう、ということでした。会社は1時間のお見合いくらい、待っていてくれます。

自営業の方には、この話がより切実に響くのではないでしょうか。

会社員であれば、上司や同僚に「今日は早く上がります」と言えば、業務は誰かが引き継ぎます。自分の事業では、そうはいきません。自分が抜けた分は、そのまま売上が減るか、後日の自分に返ってきます。だから予定を入れることに躊躇します。

しかしお見合いは1時間です。移動を含めても半日はかかりません。月に1回なら、年間で24時間です。事業の合間に作れない時間ではないはずです。

問題は時間の総量ではなく、「今日は仕事を離れていい」と自分に許可を出せるかどうかです。雇われていないからこそ、その許可を出せるのも自分だけになります。

このお母様のように、周りの方が先に動いてくださるケースもあります。ご家族からのご相談も承っていますので、ご本人が動けない状況であればお声がけください。

料金とご入会の条件

クルアルガ千葉には3つのコースがあります。

項目習い事感覚でお気軽コース本気コース(1年)U-34コース(34歳以下)
入会金10,000円200,000円10,000円
登録料5,000円5,000円5,000円
月額5,000円0円5,000円
お見合い料男性8,000円/女性5,000円月2回まで0円男性8,000円/女性5,000円
成婚料男性300,000円/女性250,000円100,000円男女とも220,000円

繁忙期と閑散期の差が大きい業種であれば、月額5,000円の「習い事感覚でお気軽コース」で在籍を維持しながら、動ける時期にお見合いを重ねる形が使いやすいと思います。

ご入会の条件は、満20歳以上で現在未婚であること、本人確認書類と独身証明書を提出できること、男性は結婚生活を営める定職があること、そして前向きに婚活ができることです。繰り返しになりますが、自営業・フリーランス・会社経営の方もこの条件を満たします。

よくあるご質問

Q. 経費を減らして所得を上げたほうが、婚活には有利ですか。

短期的にはそうなります。ただし税負担が増えるため、婚活のためだけに判断すべきではありません。

現実的なのは、婚活を始める前年の確定申告から、無理のない範囲で調整を検討することです。住宅ローンの審査でも同じことが問われるため、結婚後を見据えるなら、いずれ向き合う論点でもあります。顧問税理士がいらっしゃれば、一度ご相談ください。

Q. 年収の欄が低いと、そもそも検索に引っかからないのでは。

条件検索で弾かれる可能性はあります。だからこそ、こちらから申し込む姿勢が重要になります。

条件で弾かれるのは検索結果の話であり、申し込みを受け取った相手はプロフィール本文を読みます。そこで業種、働き方、将来の設計が具体的に書かれていれば、判断が変わることは珍しくありません。

受け身で待つほど不利になる。これは自営業の方に共通する構造です。

Q. 相手の親に反対されないか心配です。

親御様が心配されるのは、たいてい老後と病気です。年金の差と、傷病手当金がないこと。この2点に対して、小規模企業共済やiDeCo、就業不能保険といった具体的な備えを説明できれば、話は前に進みます。

抽象的な「大丈夫です」より、制度名と金額を出したほうが伝わります。事業の内容を説明するより、こちらのほうが効果的です。

Q. フリーランスで、収入が年によって変わります。何を基準に伝えればいいですか。

直近3年分の推移をそのまま伝えるのが最も誠実です。平均値だけを言うと、後で実態が分かったときに信頼を損ないます。

変動があること自体は問題ではありません。変動があることを隠していたことが問題になります。3年分を見せたうえで、下がった年に何があったか、そのとき生活はどうしたかまで話せると、むしろ信頼されます。

Q. 女性ですが、相手より収入が高い場合はどう伝えるべきですか。

隠す必要はありません。ただし、伝え方は選んだほうがいいと思います。

金額そのものより、「結婚後も仕事を続けたい」「家計は分担で考えたい」という希望を先に伝えるほうが、話が具体的になります。収入の多寡ではなく、暮らし方の話として扱うと、相手も構えずに済みます。

Q. 開業して1年目です。今すぐ婚活を始めるべきですか、確定申告を終えてからにすべきですか。

始めること自体は、今からでもできます。ただし、収入証明の扱いを入会前に必ず確認してください。

確定申告の実績がない場合、相談所によって対応が分かれます。年収を非公開にして活動する、前職の源泉徴収票で暫定的に登録する、申告後に登録内容を更新する、といった方法が考えられます。

急がない事情があるなら、1期目の確定申告を終えてから始めるほうが、条件検索で不利になりにくいのは確かです。ただ、その1年で年齢も上がります。どちらを優先するかは、無料相談で一緒に整理しましょう。

Q. 相手の会社の社会保険に、自分が入ることはできますか。

条件を満たせば可能です。自営業であっても、所得が原則として年間130万円未満であれば、会社員である配偶者の社会保険の扶養に入れます。

ただし、これは収入を抑えることが前提です。事業を拡大していく方には現実的ではありません。共働きで両方が働き続ける前提なら、それぞれが国民健康保険と厚生年金に加入する形になります。

どちらの形を選ぶかは、結婚後の働き方の話そのものです。交際の中盤で話しておくべき論点の1つです。

Q. 確定申告書を相談所に見せるのに抵抗があります。事業の中身まで知られませんか。

抵抗を感じる方は多いです。ただ、相談所が確認するのは所得の金額であり、取引先や事業の詳細を分析するわけではありません。

そもそも、収入証明の提出は全会員に等しく課されている条件です。会社員は源泉徴収票を出しています。この仕組みがあるからこそ、相談所には既婚者や収入を偽った人が入り込めません。あなたが相手のプロフィールを信頼できるのも、同じ仕組みのおかげです。

書類は個人情報として管理されます。気になる点があれば、保管方法や閲覧範囲を無料相談の場で確認してください。答えられない相談所は避けたほうがよいと思います。

Q. 事業が忙しく、婚活に時間を割く余裕がありません。

自営業の方から最も多く聞く言葉です。ただ、事業が落ち着くタイミングは、待っていても来ません。

現実的なのは、活動の総量を減らすのではなく、自分でやる作業を減らすことです。お見合いの日程調整、お相手側とのやり取り、お断りの連絡。この3つを相談所が引き受ければ、あなたが使う時間はお見合いそのものだけになります。

1回のお見合いは2時間程度です。月に1回なら、年間で24時間。事業の合間に作れない時間ではないはずです。問題は時間の総量ではなく、細切れの連絡作業に取られる集中力のほうです。

数字ではなく、設計を見せてください

自営業が婚活で不利とされる理由は、職業の格ではありません。プロフィールに所得しか出ないという表示上の問題と、年金や健康保険という制度上の差です。

どちらも、感情でごまかす必要はありません。仕組みを理解して、対策を具体的に見せればいいだけです。3年分の所得推移、加入している保険、積み立てている共済。これらを説明できる自営業者は、実は会社員より信頼されます。会社員の多くは、自分の年金額すら把握していないからです。

そして、時間の融通が利くこと、定年がないこと、家事や育児に参加しやすいこと。共働きが当たり前になった今、これらは確かな強みです。

クルアルガ千葉では、代表の岩野が入会から成婚まで一貫して担当します。事業の内容や収入の構造を、何度も説明し直す必要はありません。繁忙期には活動ペースのご相談も承ります。

Keluarga(クルアルガ)とは、インドネシア語で「家族」を意味します。ご自身で事業を営んでこられた方にこそ、伴走する相手として使っていただければと思います。

お電話でのご相談は30分まで無料です。年収の表示や入会の条件など、気になる点からお聞かせください。

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