翌日の昼過ぎ、担当者から連絡が来ます。
「今回はご縁がなかったとのことです」
手応えがあったときほど、この一言は重く響きます。会話は途切れなかった。相手も笑っていた。予定より長く話し込んだ。それなのに、なぜ。
理由を聞いても、返ってくるのは「フィーリングが合わなかった」といった当たり障りのない言葉です。何を直せばいいのか分からないまま、次のお見合いに向かうことになります。
結婚相談所クルアルガ千葉は、津田沼を拠点に千葉県一帯をサポートしている仲人型の相談所です。この記事では、断られることが確率的にどういう位置にあるのかを数字で示したうえで、盛り上がったのに断られる現象がなぜ起きるのか、そして次に何を変えるべきかの判断基準をお伝えします。
慰めの言葉は書きません。必要なのは、自分が確率の範囲内にいるのか、それとも何かがずれているのかを見分ける材料だからです。
結論:断られる回数が問題なのではなく、どこで断られているかが問題です
先に結論をお伝えします。
1つめ。断られるのは標準です。 申し込みが成立するのは約6%、お見合いから仮交際に進むのは約35%。この確率の中で動いている以上、断られる回数のほうが圧倒的に多くなります。
2つめ。「盛り上がったのに断られた」の正体は、会話の量と質の取り違えです。 話が途切れなかったことと、相手が楽しんでいたことは別です。多くの場合、片方が話し、片方が気を使って場を繋いでいます。
3つめ。見直すべきかどうかは、どの段階で止まっているかで判断します。 申し込みが成立しないのか、会えるのに進まないのか。原因も対策もまったく違います。
順に見ていきます。
数字で見る、断られることの標準的な回数
まず、自分がどの位置にいるのかを知ってください。
結婚相談所の各段階の移行率は、おおむね次のようになっています。
| 段階 | 移行率の目安 | 実際に起きていること |
| お見合いの申し込みが成立する | 約6% | 15〜16人に申し込んで1件成立する |
| お見合いから仮交際へ進む | 約35% | 3人と会って1人と仮交際になる |
| 仮交際から真剣交際へ進む | 約10% | 仮交際した10人のうち1人程度 |
| 真剣交際から成婚へ | 約60% | 4割は途中で終わる |
1行目を見てください。申し込んだ相手の9割以上からは、そもそも返事がもらえません。これが平均です。
逆算してみます。1人と仮交際するには、およそ3件のお見合いが必要です。3件のお見合いを成立させるには、成立率6%として45人から50人への申し込みが必要になります。
つまり、50人に申し込み、47人に断られ、3人と会い、そのうち2人に断られて、ようやく1人と仮交際に進む。 これが統計的に見た正常なペースです。
5人に断られて落ち込んでいるとしたら、それは能力の問題ではありません。システムの期待値を誤って設定しているだけです。
年齢と性別による差もあります。男性の成立率は20代後半で8%台、40代後半で4%台へと緩やかに下がります。女性は20代後半で11%台と高い一方、39歳を境に6%台へ落ち込みます。これは男性側が年齢で検索していることの反映であり、個人の資質とは別の話です。
「盛り上がったのに断られた」が起きる理由
最も多いご相談が、これです。
会話は途切れなかった。予定の1時間を超えて話した。相手も笑っていた。それでも断られる。
現場で見ている限り、原因はほぼ1つです。「盛り上がった」の認識が、双方でずれています。
断られた側は、こう記憶しています。沈黙が生まれないように自分が話題を出し続けた。相手が笑顔で相槌を打ってくれた。だから成功したと感じた。
断った側は、こう感じています。相手が一方的に話し続けた。自分のことは何も聞かれなかった。気を使って相槌を打ち続けて、とても疲れた。
会話が物理的に続いたことと、双方が楽しんでいたことは、まったく別のものです。この差に気づけないことが、理由の分からないお断りの正体です。
特に男性に多いパターンですが、女性側でも起こります。緊張して話しすぎてしまう、あるいは質問されたことに丁寧に答えすぎて、相手に話す隙を与えない。どちらも同じ結果になります。
会話で本当に効くのは「掘り下げる質問」です
では、どうすればいいのか。ここには研究の裏づけがあります。
ハーバード大学のフアンらが2017年に発表した研究では、スピードデートを含む実験を通じて、会話中に質問を多くする人が、そうでない人より相手から高く評価されることが示されました。
さらに重要なのは、質問の種類です。話題を変える質問ではなく、相手が直前に話した内容を掘り下げる質問が、好感度と「もう一度会いたい」という行動を最も強く予測しました。
この研究では、掘り下げる質問が多かった上位3分の1のグループの2回目のデート承諾率が39%だったのに対し、下位3分の1は22%でした。
なぜ効くのか。掘り下げる質問は、「あなたの話をちゃんと聞いている」「関心を持っている」という信号を、言葉以上に強く伝えるからです。
具体的にはこうなります。
| 相手の発言 | 効きにくい返し | 効く返し |
| 「休日は山に登っています」 | 「僕はゴルフをやります」 | 「何がきっかけで始められたんですか」 |
| 「仕事は経理をしています」 | 「大変そうですね」 | 「経理の中でも、どのあたりが面白いと感じますか」 |
| 「実家は九州なんです」 | 「九州はいいところですよね」 | 「どのくらいの頻度で帰られるんですか」 |
左の返しは、会話としては成立します。ただ、話題が自分に移るか、そこで終わるかのどちらかです。
右の返しは、相手にもう一度話す機会を渡します。しかも「あなたの話をもっと聞きたい」という意思表示になります。
お見合いの場で、面白い話をする必要はありません。 相手のプロフィールや発言に対して、なぜ、どのあたりが、どのくらい、と掘り下げる。これだけで結果が変わります。
第一印象は、思っているより早く決まっています
会話に入る前の段階についても触れておきます。
婚活の記事でよく見かける「第一印象の93%は見た目と声で決まる」という説明があります。これはメラビアンの法則を誤って引用したものです。
元の実験は、言葉の意味と表情や声のトーンが矛盾している状況で、人がどちらを優先するかを調べたものでした。初対面の印象形成全体を説明するものではありません。
同じく「第一印象は3秒で決まる」という通説も、一次研究で裏づけを確認できませんでした。
実際に確認できているのは、もっと短い時間です。ウィリスとトドロフが2006年に発表した研究によると、人は顔写真をわずか100ミリ秒、つまり0.1秒見ただけで、相手の信頼できそうか、有能そうか、好感が持てるかを判断します。
さらに興味深いのは、観察時間を500ミリ秒、1000ミリ秒と延ばしても、評価の方向は変わらず、自分の判断への確信が強まるだけだったという点です。
これが意味するのは、お見合いの場で目が合った最初の瞬間に大枠の評価が決まり、その後の1時間はその評価を裏づけるために使われているということです。
だとすれば、対策は明確です。
会場で相手を待っている間から、姿勢を正して口角を上げておく。相手が現れてから整えるのでは間に合いません。清潔感、つまり服のシワ、靴、爪、髪。この部分は当日の努力ではなく、前日までの準備で決まります。
会話の内容を練るより、ここを整えるほうが費用対効果は高いと言えます。
男女で、断られる理由は違います
実務で集計されているお断り理由には、明確な男女差があります。
| 断られた側 | 最も多い理由 | 割合の目安 |
| 男性 | マナーが良くなかった(態度・清潔感を含む) | 約46% |
| 女性 | 価値観や性格が合わなそうだった | 約51% |
男性が断られる理由の最多は、マナーです。店員への態度、挨拶の有無、服のシワ、口元や爪の手入れ。女性はここを厳しく見ています。
一方、男性が女性を「マナーが悪い」という理由で断るケースは5%以下にとどまります。男性の場合は、内面の不一致や、結婚後の生活イメージが湧かないことが理由になりやすい傾向があります。
つまり、男性は所作を、女性は将来像の共有を見直すほうが効きやすいということです。
女性の場合、「価値観が合わなそう」と判断される背景には、そもそも価値観の話をしていないというケースが少なくありません。お見合いの1時間で深い話をする必要はありませんが、休日の過ごし方や、これからどう暮らしたいかといった話題に一度触れておくと、相手が想像できる材料が増えます。
お断りの理由は、実は詳しく伝わりません
「本当の理由を教えてほしい」と思う気持ちは自然です。ただ、ここには構造的な限界があります。
結婚相談所では、当事者同士が直接断るのではなく、担当者を通じて結果が伝えられます。直接ダメージを受けずに済む仕組みですが、同時に情報も減衰します。
システム上、お断りの際に定型的な理由を選択することは求められます。ただし、それを相手にそのまま伝えるかどうかは、各相談所と担当者の判断に委ねられています。 伝える義務はありません。
不必要に相手を傷つけないため、あるいはトラブルを防ぐために、内容を和らげて伝えたり、詳細を伏せたりする運用が一般的です。
したがって、「なぜ断られたのか」を追及しても、得られる答えには限界があります。ここに時間と感情を注いでも、消耗するだけです。
代わりにやるべきなのは、自分の担当者と一緒に振り返ることです。 相手の本音は分からなくても、当日の状況を客観的に見直すことはできます。何を話したか、どのくらい質問したか、どんな服装だったか。事実を並べれば、改善点は見えてきます。
断られた後の脳で、何が起きているか
つらいと感じること自体についても、触れておきます。
対人拒絶に関する研究では、仲間外れにされる状況で、身体的な痛みを感じたときと同じ脳の領域が活性化することが確認されています。アイゼンバーガーらが2003年に発表した研究です。
社会的なつながりが生存の前提だった人類にとって、排除は危険信号でした。だから痛みとして警告される。断られてつらいのは、心が弱いからではなく、そういう仕組みだからです。
ただし、正確を期すために補足します。2014年に発表された別の研究では、より詳細な解析によって、身体的な痛みと対人拒絶では、脳の処理パターンが実際には独立していることが示されました。活性化する領域は重なっても、同じ現象ではありません。
つまり「拒絶は身体の痛みと同じ」という説明は、比喩としては有効ですが、科学的には厳密ではありません。確かなのは、断られることが強い苦痛を伴うという事実です。
問題は、その苦痛への対処法です。
回復を最も遅らせるのが、反芻思考と呼ばれる状態です。「なぜ断られたのか」を何度も繰り返し考え続けること。前述のとおり本当の理由は分からないため、答えの出ない問いを回し続けることになります。これが抑うつや不安につながります。
有効とされているのが、自分に対して友人に接するように接する態度です。失敗を自分だけの欠陥として捉えるのではなく、その活動に参加している人全員に起きる普遍的な出来事として捉え直す。
「自分が劣っているから断られた」ではなく、「成立率6%のシステムで動いている以上、断られるのは全員に共通する経験だ」と捉える。これは気休めではなく、数字に基づく事実です。
お見合いの1時間を、5つのブロックに分ける
会話の質を上げるといっても、抽象的すぎて実行しにくいと思います。1時間の使い方を、あらかじめ分けておいてください。
| 時間帯 | やること | 意識すること |
| 最初の5分 | 挨拶、席に着く、飲み物を頼む | 表情と姿勢。ここで大枠の評価が決まる |
| 5〜20分 | 当たり障りのない話題(住まい、仕事の概要、休日) | 相手に多く話してもらう。掘り下げる質問を最低3回 |
| 20〜40分 | 相手の関心事を深める | 相手が最も語った話題に戻る。ここが本番 |
| 40〜55分 | 自分の話を出す。生活のリズムや価値観に触れる | 聞かれたことに答える形で。長く語らない |
| 最後の5分 | お礼を伝えて締める | 「楽しかったです」を具体的な言葉で |
設計の意図は、前半で相手に話してもらい、後半で自分を出すことです。
多くの方が、逆をやってしまいます。最初に自分の話をして場を温めようとする。すると相手は最後まで聞き役になり、疲れて終わります。
20分から40分の時間帯が最も重要です。ここで、相手が最も熱を持って話した話題に戻ってください。「さっきおっしゃっていた◯◯のことなんですが」と切り出すだけで、相手は「ちゃんと聞いてくれていた」と感じます。
最後の5分も軽視しないでください。「楽しかったです」だけでは社交辞令に聞こえます。「◯◯のお話が面白くて、時間があっという間でした」と具体的に言えるかどうかで、印象が変わります。
なお、この設計は暗記するものではありません。前半は聞く、後半は話す。 これだけ覚えておけば十分です。
服装と所作は、前日までに決まっています
男性が断られる理由の最多がマナーであることは、先にお伝えしたとおりです。ここを具体的に分解します。
当日の努力で変えられない部分と、変えられる部分があります。
| 項目 | いつ準備するか | 見られている点 |
| 服のシワ | 前日 | ジャケットの肩、シャツの襟と袖 |
| 靴 | 前日 | かかとのすり減り、汚れ |
| 爪 | 前日 | 長さ、手入れの跡 |
| 髪 | 1〜2週間前 | 伸びっぱなしになっていないか |
| 体臭・口臭 | 当日 | 直前の飲食、喫煙 |
| 店員への態度 | 当日 | 注文時の言葉遣い、目線 |
| 姿勢 | 当日 | 座っているときの背中、足の組み方 |
上から4つは、当日にはどうにもなりません。前日までの準備がすべてです。
下から3つは、当日の意識で変えられます。特に店員への態度は、多くの方が無自覚です。相手には丁寧なのに、店員には目も合わせずに注文する。この落差を、相手はよく見ています。
もう1つ、意外に多いのが姿勢です。緊張すると前かがみになり、自信がなさそうに見えます。背もたれに寄りかかりすぎるのも印象が良くありません。
これらは会話の技術より簡単に直せます。効果が出るまでの時間も短いので、まずここから手をつけてください。
断られた後の1週間で、気持ちを立て直す
つらさへの対処についても、具体的にお伝えします。
反芻思考、つまり「なぜ断られたのか」を繰り返し考え続けることが回復を最も遅らせる、と先に書きました。ではどうするか。
1つめは、考える時間を区切ることです。
一日中考えてしまうのが最もよくない状態です。「今日の夜10分だけ振り返る」と決めて、それ以外の時間は考えないようにする。10分では答えが出ませんが、そもそも本当の理由は分からないのですから、時間をかけても同じです。
2つめは、書き出すことです。
頭の中で回している限り、同じ場所をぐるぐる回ります。紙に書くと、事実と想像が分かれます。「質問を3回しかしなかった」は事実です。「自分に魅力がないから断られた」は想像です。書けば区別できます。
3つめは、自分にかける言葉を変えることです。
友人が同じ状況で落ち込んでいたら、なんと声をかけるでしょうか。「お前に魅力がないからだ」とは言わないはずです。「相性の問題もあるし、そもそも成立率が低い活動だから」と言うのではないでしょうか。
その言葉を、自分に向けてください。心理学では、失敗を自分だけの欠陥ではなく、その状況にいる誰にでも起きる普遍的な経験として捉え直すことが、回復を早めるとされています。
実際、成立率6%のシステムで動いている以上、断られるのは参加者全員に共通する経験です。これは気休めではなく、数字が示している事実です。
4つめは、人に話すことです。
一人で抱えるほど、反芻は長引きます。担当者に「正直しんどいです」と言うだけでも変わります。言いにくいと感じるなら、それは相談所選びの問題かもしれません。
見直すべきかどうかの判断基準
では、どの時点で活動のやり方を変えるべきか。段階ごとに基準があります。
| 状況 | 判断 | 見直すべき箇所 |
| 50人に申し込んで成立0件 | 確率の範囲外。すぐ見直す | 写真、プロフィール本文、希望条件の設定 |
| 成立率が5〜7%程度 | 標準の範囲内 | 見直し不要。件数を増やす |
| お見合い3〜5回連続で断られた | 要注意 | 第一印象(服装・姿勢)、会話の質(掘り下げる質問) |
| お見合いから仮交際への移行が3割前後 | 標準の範囲内 | 見直し不要 |
| 仮交際に進むが、毎回2〜3回で終わる | 要注意 | 交際中の連絡頻度、価値観のすり合わせ不足 |
この表の使い方は、断られた回数を数えることではありません。 自分が標準の範囲内にいるかどうかを判別することです。
範囲内にいるなら、必要なのは改善ではなく継続です。範囲外なら、続けても同じ結果になるので、変えるべきです。
この切り分けをせずに、断られるたびに何かを変えようとすると、何が効いたのか分からなくなります。逆に、範囲外なのに気合いで続けても、結果は変わりません。
成婚した人と、途中で辞めた人の決定的な差
もう1つ、行動量のデータをお伝えします。
日本結婚相談所連盟の成婚白書によると、成婚退会した会員のお見合い回数の中央値は、男女ともに10回から11回でした。交際した人数は4人から5人です。
一方、成婚に至らず退会した会員のお見合い回数の中央値は、男性で2回、女性で4回にとどまります。
さらに、申し込みのペースにも差がありました。成婚した男性は7日に1回のペースで申し込みを行っていたのに対し、退会した男性は14日に1回。ちょうど半分のペースです。
11回のお見合いを実現するには、成立率6%として150件以上の申し込みが必要になります。成婚した方は、その過程で140回以上断られているということです。
年齢でも年収でもなく、ここが最大の差です。数回の拒絶で止まるか、確率と割り切って打席に立ち続けるか。
ただし、闇雲に数を打てばいいという話ではありません。前章の判断基準で範囲外だと分かったなら、まず直してから件数を増やしてください。直さずに数だけ増やすと、断られる回数だけが増えます。
写真とプロフィールは、直せば数字が動きます
見直すべきと判断した場合、最も効果が出やすいのが写真とプロフィール本文です。
成立率6%は固定された数字ではありません。写真を撮り直し、自己PR文を書き直すことで、成立率が2倍から3倍になることは実際にあります。
写真で見直したい点は3つです。
1つめは、撮影の場所と光です。 スタジオで撮ったものと、屋外の自然光で撮ったものでは、印象がかなり違います。婚活写真に慣れたスタジオを選ぶだけで結果が変わることがあります。
2つめは、複数枚の使い方です。 メイン写真だけでなく、サブ写真で日常の雰囲気を見せると、相手が生活を想像しやすくなります。
3つめは、表情です。 真顔で写っている方が驚くほど多くいます。口角が上がっているかどうかだけで、100ミリ秒の判断は変わります。
プロフィール本文では、次の点を確認してください。否定的な表現が入っていないか。趣味が単語の羅列で終わっていないか。相手に求める条件ばかり書いていないか。休日の過ごし方が具体的に書かれているか。
自分では気づけない部分なので、担当者に見てもらうのが確実です。
大手、地域密着、伴走型。振り返りができる相談所を選ぶ
断られた後にどう立て直すかは、相談所の体制によってかなり変わります。
| 比較項目 | 大手相談所 | 地域密着の個人相談所 | クルアルガ千葉(伴走型) |
| 担当者 | 途中で変わることがある | 基本的に固定 | 代表の岩野が入会から成婚まで専任 |
| お見合い後の振り返り | 会員からの相談ベース | 相談所による | 経緯を知っている人と振り返れる |
| お相手側からの印象 | 伝わらないことが多い | 相談所による | 届いた範囲でお伝えします |
| プロフィールの見直し | 依頼すれば対応 | 相談所による | 結果を見ながら随時 |
| 連絡手段 | 電話・メール・専用システム | 相談所による | LINEで随時 |
| 落ち込んだときの相談 | 説明し直す必要がある場合も | 相談所による | 前回までの流れを知っている |
3行目に注目してください。お断りの理由が詳しく伝わらないことは先にお伝えしたとおりですが、まったく何も分からないわけではありません。
相談所同士のやり取りの中で、相手側の担当者から印象が伝わってくることがあります。「話しやすい方だったと言っていました」「服装がとても素敵だったそうです」といった断片です。断られた事実だけを受け取るのと、こうした言葉を添えて受け取るのとでは、次に向かう気持ちがまったく違います。
そして、担当が変わらないことの意味もここにあります。3回連続で断られたとき、それが何を意味するのかを判断できるのは、1回目と2回目を知っている人だけです。
実際にあったご報告:結果が出ない時期を越えた50代の方
クルアルガ千葉の会員である50代のSさんの話をさせてください。
Sさんは入会後、なかなかお見合いに発展できずにいました。プロフィールを見直し、申し込みを重ね、それでも結果が出ない時期が続きます。断られ続けるとはどういうことか、Sさんは身をもって経験されました。
そんな中、ある月にお見合いをOKしていただけました。クルアルガも張り切りました。結果は、交際OK。
先方が挙げてくださった理由は「誠実さ」でした。派手なアピールでも、条件の良さでもありません。Sさんが普段どおりに振る舞った、その誠実さが評価されたのです。
交際希望の連絡を差し上げたとき、普段は控えめなSさんから「え!」と大きな声が漏れました。そのあと、噛みしめるように報告を味わっておられる様子でした。こういう瞬間に立ち会えることが、相談室をやっていて一番うれしいことです。
Sさんには、体調を崩されているお母様に早く良い知らせをしたい、という思いがありました。
この事例でお伝えしたいのは、断られ続けた時期があったからこそ、Sさんは変わらなかったということです。誠実さは、断られても失われません。評価されるまでに時間がかかっただけです。
断られた翌日に、やること
具体的な行動をお伝えします。
まず、その日のうちに担当者へ結果を報告してください。お見合いの結果は翌日の昼から午後にかけてが期限とされています。相手も待っています。
そのうえで、次の3つを済ませてください。
| タイミング | やること |
| 当日中 | 話した内容、自分が質問した回数、相手の反応をメモする |
| 翌日 | 担当者に「振り返りたい」と伝える。相手側から届いた印象があれば聞く |
| 3日以内 | 次の申し込みを出す。止めない |
1行目が最も重要です。記憶は驚くほど早く薄れます。断られた事実だけが残り、当日の状況は思い出せなくなります。
質問を何回したかを数えておくと、次に効きます。掘り下げる質問を何回したか。相手が話していた時間と、自分が話していた時間はどちらが長かったか。この2つを記録するだけで、改善点が具体的になります。
3行目も大切です。断られた直後は、次の申し込みを出す気力が湧きません。ただ、ここで止まると再開のハードルが上がります。1件でいいので出しておいてください。
よくあるご質問
Q. 断られた相手に、もう一度申し込むことはできますか。
連盟によって扱いは異なりますが、禁止されていない場合もあります。相手が別の方と真剣交際中だった、仕事が繁忙期だったなど、タイミングの問題だったケースもあるためです。
ただし、すぐに再申し込みをするのは避けてください。相手に負担を与えます。期間を空けること、そしてプロフィールや写真を見直したうえで、担当者を通じてアプローチすることが前提です。
Q. 断られた理由を聞くのは、マナー違反ですか。
自分の担当者に「今後の参考にしたいので、分かれば教えてほしい」と尋ねること自体は問題ありません。
ただ前述のとおり、相手側から詳しい理由が伝えられるとは限りません。当たり障りのない回答で返ってくることが大半です。相手の本音を追うより、自分の担当者と客観的に振り返るほうが得るものは多いはずです。
Q. 何回連続で断られたら、やり方を変えるべきですか。
段階によって違います。申し込みの成立が50人で0件なら、すぐに見直してください。お見合い後のお断りが3回から5回続いたら、第一印象と会話の質を点検する時期です。
一方、成立率が5%から7%程度、お見合いからの移行が3割前後で推移しているなら、それは標準の範囲です。変える必要はありません。件数を増やしてください。
Q. 相手からの返事が遅いのは、脈がないということですか。
期限ぎりぎりの返事は、迷っている状態であることが多いのは事実です。ただ、担当者の休業日やシステム上の遅れという可能性もあります。
いずれにせよ、待っている間に他の申し込みを止めないでください。仮交際は複数進行が認められています。1人の返事を待って動きを止めることが、最も機会を失います。
Q. 断られるのがつらくて、活動を止めたくなります。
その気持ちは自然なものです。対人拒絶は脳が痛みとして処理する出来事なので、我慢比べではありません。
ただ、止める前に一度ご相談ください。多くの場合、必要なのは活動を止めることではなく、量を落とすことです。申し込みを月10件から3件に減らすだけでも、負担はかなり変わります。そして活動を続けている限り、相手から申し込みが届く可能性は残ります。
Q. 40代です。断られる回数が多いのは年齢のせいですか。
年齢が成立率に影響するのは事実です。ただ、それは「断られる回数が増える」という意味であって、「成婚できない」という意味ではありません。
成婚された方の代表的な年齢は男性35歳、女性33歳ですが、50代以上の成婚数もこの数年で大きく伸びています。必要なのは、母数を増やすことと、希望条件を現実に合わせて調整することです。
Q. 自分から断ったこともあります。断る側のマナーはありますか。
あります。まず、期限を守ってください。お見合いの結果は翌日の昼から午後にかけてが報告の期限とされています。相手も待っています。
引き延ばすことは、相手の時間を奪う行為です。迷っている場合でも、期限内に何らかの返答をしてください。判断がつかないなら、担当者に相談すれば整理を手伝ってもらえます。
理由については、詳しく伝える必要はありません。相談所を通して伝えられるため、直接やり取りする必要もありません。ここは仕組みに任せてください。
Q. 断られた相手のことが忘れられません。
お見合いは1時間ですが、そこで生まれた期待は1時間分では終わりません。特に手応えがあった場合はなおさらです。
現実的な対処は、次の予定を入れることです。忘れようとするより、別の予定で時間を埋めるほうが早く落ち着きます。仮交際は複数進行が認められていますし、申し込みも並行して進められます。
1人の相手に気持ちが集中しすぎるのは、選択肢が少ないときに起きます。母数を増やすことが、実は最も効く対処法です。
Q. お見合いのたびに緊張して、うまく話せません。
緊張すること自体は、相手にもよく伝わります。そして多くの場合、悪い印象にはなりません。真剣に臨んでいる証拠として受け取られます。
問題は、緊張を隠そうとして早口になったり、沈黙を埋めようと話し続けたりすることです。それより「緊張しています」と最初に言ってしまうほうが、場が和みます。
そして、掘り下げる質問を3つだけ用意して臨んでください。何を話すかではなく、何を聞くかを準備しておくと、緊張していても手が動きます。
断られた回数ではなく、位置を確認してください
お見合いを断られることは、人格への評価ではありません。成立率6%、交際移行率35%という確率の中で動いている以上、避けて通れないプロセスです。
大事なのは、断られた回数を数えることではなく、自分が標準の範囲内にいるかどうかを確認することです。範囲内なら、続けてください。範囲外なら、写真とプロフィール、あるいは当日の所作と会話を直してください。
そして「盛り上がったのに断られた」が続いているなら、次のお見合いでは掘り下げる質問を意識してみてください。自分が話す量を減らして、相手に話してもらう。これだけで結果が変わることがあります。
クルアルガ千葉では、代表の岩野が入会から成婚まで一貫して担当します。お見合いの後には、お相手側の相談所から届いた印象をお伝えできる場合もあります。断られた理由を一人で推測するより、振り返りを一緒にするほうが、次につながります。
Keluarga(クルアルガ)とは、インドネシア語で「家族」を意味します。うまくいかない時期こそ、一人で抱えずに使っていただければと思います。
お電話でのご相談は30分まで無料です。他社で活動中の方からのご相談も承ります。
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