【薬剤師の婚活】職場に同世代の男性がいない、という悩みから始める方へ

調剤室の棚と白衣の袖元。薬剤師が婚活を考えるイメージ

はじめに、この記事が誰に向けたものかをはっきりさせておきます。

薬剤師として働いていて、結婚を考えているご本人に向けて書いています。薬剤師と結婚したい方に向けたものは、別の記事に譲ります。

というのも、「薬剤師 婚活」で検索すると、出てくる記事の半分近くが「薬剤師と結婚したい側」に向けたものだからです。「薬剤師と結婚すれば勝ち組」「薬剤師はモテる職業」といった見出しが並びます。

当のご本人が読むと、ずれを感じるはずです。周りから「いい仕事だね」「相手はいくらでもいるでしょう」と言われるけれど、実際には出会いがない。その落差が、この仕事のややこしいところです。

千葉県習志野市津田沼を拠点に、千葉県内全域をサポートしている結婚相談所「Keluarga(クルアルガ)千葉」です。社名のKeluargaは、インドネシア語で「家族」を意味します。

この記事では、薬剤師という仕事の実態を、厚生労働省の統計だけを使って確かめました。そのうえで、婚活でつまずきやすい点をひとつずつ整理します。

「薬剤師は結婚できない」という話は、この記事ではしません。むしろ、そういう断定をするための数字が、公的な統計には存在しないからです。この点も後で説明します。

出てくる数字には、すべて調査名と年次を添えています。出どころは公的な統計に限っています。孫引きの数字は、元をたどると出どころが分からなくなることが多いためです。

目次

「モテるはず」と言われるのに、出会いがない

薬剤師の方からご相談をいただくと、最初のほうで必ず出てくる言葉があります。

「職場に、同世代の男性がいないんです」

調剤薬局にお勤めの方だと、店舗にいるのは数名です。そのなかに同世代の独身男性がいる確率は、かなり低くなります。病院にお勤めでも、薬剤部という単位で見れば人数は限られます。

それでいて、仕事の性質上、外部の人と雑談する機会も限られます。患者様とのやりとりはあっても、それは業務です。

一方で、周囲からはこう言われます。

「薬剤師なんだから、相手には困らないでしょう」

この二つのあいだにある溝は、周りからは見えにくいものです。本人からすると、資格があることと出会いがあることは、まったく別の話なのです。

そして、ここが難しいところですが、資格があることは、婚活では一つの事実として扱われるにとどまります。

インターネット上の相談サイトを見ていると、「婚活で薬剤師はどれくらい評価されますか」という質問に対して、「ポイントは高いけれど、年齢や容姿と比べると優先順位はやや下」という回答が上位になっていました。回答者個人の見方ですので、これが一般的な評価だと言うつもりはありません。

ただ、ご相談に来られる方の実感と、そう遠くないところにあると感じています。「薬剤師だから」で選ばれるわけではないし、選ばれないわけでもない。プロフィールに書ける事実のひとつ、というくらいの位置です。

だとすれば、考えるべきなのは「資格をどう見せるか」ではなく、出会いの数をどう作るかのほうになります。

もうひとつ、薬剤師の方に特有の事情があります。

職場が小さいと、失敗したときの逃げ場が限られます。 数名の薬局で同僚に気持ちを伝えて断られたら、翌日からも同じ空間で働き続けることになります。病院の薬剤部でも事情は似ています。

つまり、出会いの機会が少ないだけでなく、その少ない機会を使うこと自体にためらいが生まれる構造になっています。ここを踏まえずに「職場で探せば」と言われても、現実的ではありません。

先に結論をお伝えします

長くなりますので、要点を先に書きます。

薬剤師は、女性が6割を超える職種です。 厚生労働省の令和4年「医師・歯科医師・薬剤師統計」によれば、届出のあった薬剤師は323,690人。そのうち女性が199,507人で、全体の61.6%を占めています。男性は124,183人(38.4%)です。

そして、職場は小さな単位に分かれています。 薬局で働く薬剤師が190,735人、病院や診療所が62,463人。一方で、全国の薬局の数は62,375施設あります(令和4年度 衛生行政報告例)。単純に割れば、1つの薬局あたり3名ほどです。

女性が6割を超える職種で、職場の単位が数名。ここから先は計算しなくても見えてきます。職場で同世代の男性と出会う可能性は、構造的に低くなります。

ただし、「薬剤師は結婚できない」という言い方は使いません。 職業別の未婚率を国勢調査から取ろうとしましたが、薬剤師という単位では公表されていませんでした。数字が無いものを、あるように書くことはできません。

そして、婚活の場面で誤解されやすい点がもうひとつあります。

年収は、隠す必要も、強調する必要もありません。 令和6年の賃金構造基本統計調査によると、薬剤師のきまって支給する現金給与額は、男女計で月額430.8千円、年間賞与が823.6千円です。しっかりした水準ですが、婚活の場で特別に扱われるほどの額とまでは言えません。この点も後で詳しく書きます。

そして、この記事でいちばんお伝えしたいのはここです。出会いが少ないのは、ご本人の努力不足ではなく、仕事の構造によるものです。 構造の問題であれば、努力の量を増やしたところで同じことが続きます。変えられるのは、出会いの場をどこに置くかです。

数字で見る、薬剤師という仕事

ここからは、確かめた統計を順に見ていきます。出どころはすべて厚生労働省です。

女性が6割超という、男女比の偏り

令和4年「医師・歯科医師・薬剤師統計」から、届出薬剤師の人数を整理します。

区分人数割合
総数323,690人100%
女性199,507人61.6%
男性124,183人38.4%

さらに、薬局・医療施設で働く薬剤師に限ると、男性88,379人、女性164,819人でした。現場で働く薬剤師では、女性の比率がもう少し高くなります。

この偏りは、婚活において両方の向きに効きます。

女性の薬剤師からすると、職場に男性が少ないということです。同僚と親しくなって交際に発展する、という道筋が、そもそも細くなります。

男性の薬剤師からすると、職場に女性は多いのですが、こちらもうまくいくとは限りません。人数が少ない職場では、うまくいかなかったときに毎日顔を合わせ続けることになります。踏み出しにくい、という声をよく聞きます。

なお、この男女比は薬剤師という職業全体の数字です。勤務先によって偏りは変わります。たとえば医薬品関係の企業や行政にお勤めの方だと、職場の男女比は薬局とは違ってきます。

ご自分の職場の人数と男女比を、一度数えてみてください。「出会いがない」という感覚が、気のせいではなく実際の人数の問題だと分かります。そして、人数の問題であれば、解決するのは気持ちの持ち方ではなく場の作り方です。

年齢の分布は30代がいちばん多い### 職場の単位が、そもそも小さい

勤務先ごとの人数も確かめました。

薬局で働く薬剤師は190,735人、病院や診療所で働く薬剤師は62,463人です(令和4年 医師・歯科医師・薬剤師統計)。

一方、全国の薬局の数は62,375施設あります(令和4年度 衛生行政報告例)。

薬局の薬剤師190,735人を薬局数62,375で単純に割ると、1施設あたり約3名という計算になります。これは統計に載っている数字ではなく、こちらの割り算です。 実際には大型店舗も小型店舗もありますので、平均そのものは目安にとどまります。

ただ、桁の感覚としては参考になります。職場に10人も20人もいる環境とは、だいぶ違うということです。

そこに女性が6割超という男女比を重ねると、女性薬剤師の職場に同世代の独身男性がいる確率は、かなり低いことが分かります。「出会いがない」という言葉は、感覚ではなく人数の話です。

同じ統計から、年齢階級別の人数を見ます。

  • 30〜39歳が82,083人で、全体の25.4%を占めて最多
  • 40〜49歳が73,232人

つまり、薬剤師という職業のなかでいちばん人数が多いのは30代です。この年代は、結婚を考える時期とも重なります。

同世代が多いのは、本来は良い条件です。問題は、その同世代が別々の薬局に分かれて働いていて、お互いに出会う場が無いことです。

この「分かれている」という点が、薬剤師の婚活の中心にある問題だと考えています。

たとえば大きな会社にお勤めの方であれば、社内に同世代が何十人もいます。部署をまたいだ交流もあります。同業の集まりも開かれます。

薬剤師の場合、勤務先が小さな単位に散らばっているため、同業同士が顔を合わせる機会が限られます。研修や学会はありますが、そこは仕事の場です。

人数はいる。ただし、集まる場が無い。 ここを埋める仕組みとして、結婚相談所という選択肢があります。

千葉県の薬剤師は14,746人

地域の数字も確かめました。

千葉県が公表している資料によると、県内の届出薬剤師は14,746人、人口10万人あたり235.3人です。

この数字を見て、「千葉には薬剤師が多い」と感じるか「少ない」と感じるかは、比べる相手によります。ただ、県内に1万4千人以上の薬剤師がいるということは、同じ立場で婚活をしている方も、それなりの人数いらっしゃるということです。

千葉県は東京に隣接していますので、県内に住みながら都内の薬局や病院に勤めている方もいらっしゃいます。逆に、都内に住んで千葉県内に通っている方もいます。

結婚相談所で相手を探す場合、この行き来はあまり問題になりません。連盟のデータベースは全国共通ですので、都内にお住まいの方にお見合いを申し込むこともできます。

住んでいる場所と勤めている場所が違う方は、お見合いの場所をどちらに寄せるかだけ決めておけば十分です。

社会に出るのが、少し遅い

薬学部が6年制になったのは2006年です。

6年制の課程を経て国家試験に合格すると、ストレートでも24歳です。大学院に進めばさらに遅くなります。

4年制の学部を出た方が22歳で働き始めるのと比べると、2年の差があります。社会人としてのスタートが遅いぶん、仕事に慣れて周りを見る余裕ができる時期も、その分だけ後ろにずれます。

「気づいたら30代半ばだった」という感覚は、この2年の差と関係しているかもしれません。

それだけではありません。薬剤師として働き始めてからも、覚えることは続きます。扱う薬は変わり、制度も変わります。認定薬剤師や管理薬剤師といった段階を意識される方も多いでしょう。

仕事を覚える時期と、婚活に向く時期が重なってしまうのです。そして仕事のほうには締め切りや当番がありますが、婚活にはありません。後回しにしやすいのは、締め切りが無いほうです。

年収の実際

令和6年の賃金構造基本統計調査(職種別)から、薬剤師の給与を整理します。企業規模計・産業計の数字です。

区分平均年齢勤続年数きまって支給する現金給与額年間賞与
男女計40.9歳8.8年430.8千円823.6千円
男性42.7歳9.5年472.5千円841.2千円
女性39.3歳8.2年395.8千円808.8千円

この調査の対象となった薬剤師は119,530人(男性54,560人、女性64,970人)でした。

月に支払われる給与を12か月分として、年間賞与を足して単純に計算すると、男女計で約599万円、男性で約651万円、女性で約556万円という計算になります。これは統計に載っている数字ではなく、こちらの単純計算です。

インターネット上の記事では、薬剤師の年収として別の金額が挙げられていることがあります。出どころをたどると、どの調査のどの表なのか分からないものも少なくありません。ここでは、厚生労働省の統計表から取れる数字だけを書いています。

薬剤師の方が婚活でつまずきやすい5つのこと

「職場に出会いがない」をどう埋めるか

先ほどの数字のとおり、職場で出会う可能性は構造的に低いです。

では、どうするか。選択肢は多くありません。

  • 友人や知人からの紹介
  • 婚活アプリ
  • 婚活パーティー
  • 結婚相談所

このうち紹介は、年齢が上がるほど減ります。周りが結婚していけば、紹介してくれる人自体が減っていきます。

婚活アプリは手軽ですが、相手が独身であることや収入の確認は、登録者本人に委ねられている部分があります。結婚を考えている方も、そうでない方も、同じ場所に登録しています。

結婚相談所は費用がかかりますが、入会時に独身証明書や収入を証明する書類の提出を求めます。集まっているのは、費用と手間をかけて登録した方だけです。

どれが正しいという話ではなく、どれも並行して使えます。 ただ、アプリで何年かうまくいかなかった方が同じやり方を続けた場合、結果も似たところに落ち着きやすい、というのが正直なところです。

もうひとつ、薬剤師の方に多い誤解があります。

「職場に出会いがないから、転職しようか」というご相談をいただくことがあります。人が多い職場に移れば出会いが増えるのではないか、という考え方です。

おすすめしません。理由は2つあります。

ひとつは、転職しても男女比がほぼ同じだからです。薬剤師という職業自体が女性6割超ですから、移った先も似た構成になります。

もうひとつは、出会いのために職場を選ぶと、仕事の条件で妥協することになるからです。結婚したあとに働き続けるつもりなら、仕事の条件は生活に直結します。婚活のために生活の土台を動かすのは、順番が逆です。

職場は仕事の条件で選んで、出会いは別に用意する。そのほうが、どちらも無理がありません。

年収を、隠すか書くか

女性の薬剤師の方から、この相談をよくいただきます。

「年収を書くと、男性が引いてしまう気がする」

まず事実として、先ほどの表のとおり、女性薬剤師の給与は月額395.8千円、年間賞与808.8千円でした。しっかりした水準です。

そのうえで申し上げると、隠さずに書いていただいて大丈夫です。 結婚相談所のプロフィールでは、収入を証明する書類の提出を求められますから、そもそも伝わる前提の情報です。

大事なのは、金額そのものよりも、その先の話です。結婚後も働き続けるつもりなのか、子どもができたらどうしたいのか。そこの考えが合うかどうかで、相手の反応は変わります。

年収の数字だけを見て遠慮する方は、確かにいらっしゃいます。ただ、その方とは、結婚後の働き方の話でもどこかでぶつかります。早い段階で分かったほうが、お互いのためです。

男性の薬剤師の方の場合は、逆の悩みになります。「年収で選ばれているのではないか」という不安です。この点は、交際が進むなかで確かめていくしかありません。90日という交際期間を区切って確かめていく形は、こういう不安がある方に向いています。

女性の方に、もう少し具体的な話をします。

プロフィールに収入が載ることを気にされる方には、「先に伝わるほうが楽です」とお話ししています。

というのは、収入の話を隠しておくと、交際が進んでから伝えることになります。そのタイミングで相手が引いてしまうと、それまでにかけた時間が無駄になります。最初から分かっていれば、その情報を見て会いたいと思った方とだけ会えます。

つまり、収入をプロフィールに書くことは、ふるい落としではなく、時間の節約として働きます。

土日勤務と遅番を、どう説明するか

調剤薬局は、土曜日に開いているところが多くあります。病院勤務であれば、当直が回ってくることもあります。ドラッグストアなら、遅番もあります。

この働き方が婚活で不利になるかというと、説明の仕方しだいで変わります。

なお、薬剤師の勤務時間や当直の実態を全国規模でまとめた統計は、確認できませんでした。ですので、ここは一般的な傾向としてお読みください。

うまくいきにくいのは、「土日は仕事のことが多いです」とだけ伝えて終わる形です。相手からすると、いつ会えるのかが読めないままになります。

伝え方を変えるだけで、受け取られ方は変わります。たとえば、平日のどこが休みになりやすいのか、シフトは何週間前に決まるのか、予定はどれくらい先まで立てられるのか。こういう具体的な情報があると、相手も予定を合わせられます。

クルアルガ千葉では、こうした事情がある方のお見合い日程の調整を、こちらで引き受けています。シフトが出るのを待ってから相手に打診する、という段取りにすることもできます。

ここは、看護師の方や自衛官の方のご相談でも同じ形になります。問われているのは勤務の不規則さよりも、予定が読めないことを相手にどう伝えるかのほうです。

「この日は難しいです」を繰り返すと、断られているように受け取られます。「シフトが出るのが毎月20日ごろなので、それ以降なら確実にお約束できます」と伝えれば、同じ内容が段取りの話になります。

「転職が多い」と思われないか

薬剤師は、資格があるため職場を変えやすい職業です。実際に、複数の薬局を経験されている方は多くいらっしゃいます。

婚活の場で、この経歴がマイナスに見られないかを気にされる方がいます。

同じ業界での転職であれば、経歴として説明できます。気をつけたほうがよいのは、理由を「人間関係が合わなかった」とだけ伝えてしまう場合です。相手は、自分との関係でも同じことが起きるのかと考えます。

前向きな理由が言える転職なら、そのまま話して差し支えありません。

ただ、この点を気にしすぎる方もいらっしゃいます。

お相手の側から見ると、薬剤師が資格で職場を選べる職業だということは、たいてい知られています。「手に職がある」という受け取り方のほうが自然です。

むしろ相手が気にするのは、結婚後にどう働くつもりなのかです。同じ薬局を続けるのか、条件のよい職場に移る可能性があるのか、パートに切り替える考えもあるのか。

ここは正解がある質問ではありませんので、いま考えていることをそのまま伝えていただければ十分です。決めていないなら、決めていないと伝えても構いません。

30代後半から動き出す方へ

先ほど書いたとおり、薬剤師は社会に出るのが24歳前後です。仕事に慣れて、認定薬剤師や管理薬剤師といった段階を経て、ふと気づくと30代後半になっている、という方が少なくありません。

ここで、正直にお伝えしておきたいことがあります。

「薬剤師の未婚率」という数字は、公的統計では公表されていないのが現状です。 国勢調査には職業別・年齢別の配偶関係の集計がありますが、薬剤師という区分で単独では取れませんでした。

ですから、「薬剤師の何割が未婚」という数字を出している記事を見かけても、その出どころは確かめたほうがよいと思います。少なくとも、公的統計から直接取れる数字ではないのです。

数字が無いので、代わりに申し上げられるのはこれだけです。いま何歳であっても、その年齢から始めるのがいちばん早いです。

婚活は、始めてから交際に進むまでに数か月かかります。「40歳までに」と考えている方が40歳になってから動き出すと、計算のうえでは間に合わなくなります。

大手・地域密着・クルアルガ千葉の違い

相談所のタイプによる違いを整理しました。料金ではなく、サポートの形の比較です。

比べる点大手の相談所一般的な地域密着型クルアルガ千葉
会員データベース自社会員が中心。連盟にも加盟連盟のデータベース日本ブライダル連盟/全国約6万6千人
担当者変わることがある基本的に固定入会から成婚まで完全専任制
日程の調整会員がシステムで自分で行う形が多い相談所により異なるシフトの事情を踏まえてこちらで調整
日常の連絡専用システムやメール電話・メールLINEでのやりとりに対応
不規則な勤務への対応相談所により異なる相談所により異なる夜勤明け・シフト勤務の方への対応を定番としている
交際期間の考え方相談所により異なる相談所により異なる交際のスタートから90日を成婚までの目安として明示

シフト勤務の方にとって、いちばん差が出るのは「日程の調整」の行です。

自分で相手とやりとりして日程を決める仕組みの場合、シフトが出ていない時期に打診が来ると、返事を保留することになります。保留が続くと、相手の熱が冷めます。

このやりとりを間に入る人が引き受けると、「シフトが出る来週火曜にご連絡します」と先に伝えられます。同じ状況でも、相手の受け取り方が変わります。

「担当者」の行も、実際には大きな差になります。

大手の相談所は組織として動きますから、担当者の異動や退職が起こります。仕組み上どうしても避けられないことで、その相談所が悪いわけではありません。

ただ、薬剤師の方の場合、説明しなければならない事情が多めです。シフトの仕組み、職場の人数、転職の経緯、収入のこと。これを新しい担当者にもう一度話すのは、それだけで気が重くなります。

さらに、経緯を知らない担当者の助言は一般論にとどまります。「土日が難しいなら平日に」という助言が、その方のシフトで可能なのかどうかを判断する材料を持っていないからです。

「不規則な勤務への対応」の行についても、ひとつ補足します。 対応していると書いている相談所は多いのですが、実際にどう対応するのかは相談所によって違います。日程の調整を代わりにやってくれるのか、それとも「柔軟に対応します」という姿勢の話なのか。ここは入会前に具体的に聞いておいたほうがよい点です。

クルアルガ千葉が、薬剤師の方に向いている理由

担当者が最後まで変わりません

クルアルガ千葉は、代表の岩野が入会から成婚まで一貫して担当します。

シフトの事情、職場の人数、転職の経緯。一度お話しいただいた内容を、もう一度別の担当者に説明する場面はありません。

婚活は、うまくいかない時期のほうが長いものです。そのときに、経緯を知っている人が横にいるかどうかで、続けられるかどうかが変わります。

もうひとつ、専任であることの効き方があります。

同じ人が続けて見ていると、その方の判断のくせが分かってきます。 条件を絞りすぎる方なのか、反対に迷って決められない方なのか。お見合いのあとの感想の言い方で、だいたい見えてきます。

くせが分かると、助言の出し方が変わります。「もう少し会ってみましょう」と言うべき方と、「そこは譲らないほうがいい」と言うべき方は、別なのです。

連絡はLINEで完結します

お見合いの申し込み、日程の調整、交際中の細かい相談。文章で済むものは、文章で済ませます。

薬局を閉めたあとや、夜勤明けにご連絡いただいても構いません。「相談するために時間を作る」ことが負担になると、婚活そのものが続かなくなります。

出張相談とオンライン面談に対応しています

拠点は習志野市津田沼ですが、そこまで来ていただく必要はありません。

お勤め先の近くのカフェでお会いすることもできますし、オンラインでの面談も可能です。出張の場合、ご負担いただくのはお茶代だけです。

交際期間の目安がはっきりしています

クルアルガ千葉では、交際のスタートから90日を成婚までの道のりとして、公式にお伝えしています。

期限を切るのは冷たいように感じるかもしれません。ただ、期限が無いまま交際が続くと、「このままでいいのだろうか」という迷いだけが長引きます。

90日の区切りがあると、その間に何を確かめるべきかがはっきりします。仕事が忙しい方にとっては、だらだら続かないという意味でも合っています。

無料相談だけで終わっても構いません

はじめてご連絡いただく方に、いちばんお伝えしたいのはこの点です。

無料相談は、いまどういう状況で、何に迷っているのかを伺う場です。

伺ったうえで、「まだ相談所に入る段階ではないと思います」とお伝えすることもあります。転職された直後の方や、仕事が特に立て込んでいる時期の方には、少しお待ちいただくこともあります。

その日に決めていただかなくて大丈夫です。他の相談所と比べていただいても大丈夫です。

他社を半年で退会された、37歳女性のお話

大手の相談所で半年活動されたものの、成果が出ずに退会された37歳の女性がいらっしゃいました。

ゴールデンウィークにご相談いただき、そのままご入会。7月にお見合いをされました。

ところが、そこで迷われたのです。

「悪い方ではないのですが、ときめかないんです」

このご相談は、よくいただきます。お見合いで会った時点で心が動かないと、次に進んでいいのか分からなくなる。とくに、これまで仕事に打ち込んでこられた方は、判断の基準を持っていないことが多いのです。

このとき私たちがお伝えしたのは、「まず会ってみませんか」ということでした。交際期間の90日を使って、もう少し会ってから決めても遅くはないという考え方です。

結果として、その方は10月に婚約され、12月に入籍されました。

このお話の詳しい経緯は、「ときめきがない」で交際に迷ったときの記事にまとめています。

なぜこのお話を薬剤師の方向けの記事で紹介しているかというと、判断の基準を持っていないという点が重なるからです。

仕事では、判断の基準がはっきりしています。処方の内容が適切かどうか、相互作用がないかどうか。確かめる手順があり、根拠があります。

婚活では、その手順を自分で作ることになります。「この人でいいのか」を判断する基準は、自分のなかに持っている方のほうが少ないのです。そして基準が無いと、人は「はっきりした好意」を基準にしようとします。ときめくかどうか、で決めようとするのです。

ただ、お見合いは初対面で、時間も限られています。そこで強い好意が生まれるかどうかは、相手の良さとは別の話になります。

この方の場合、90日という期間を基準にしました。基準を「気持ち」から「期間」に置き換えたわけです。仕事で手順を大事にされている方には、この考え方が入りやすいようです。

お伝えしたいのは、最初の印象だけで決めなくてもいいということです。

仕事で忙しい方は、判断を早く済ませたくなります。迷う時間がもったいないと感じるからです。ただ、婚活に関しては、迷っている時間そのものが判断の材料になることがあります。

よくあるご質問

Q. 薬剤師の未婚率は高いのですか。

公的統計では確認できませんでした。国勢調査には職業別・年齢別の配偶関係の集計がありますが、薬剤師という区分では単独で取れません。「薬剤師の何割が未婚」という数字を見かけたら、出どころを確かめることをおすすめします。

ちなみに、公的統計から取れないのは薬剤師に限った話ではありません。国勢調査の職業分類は大きな単位でまとめられているため、多くの専門職で同じことが起こります。数字が無いこと自体は、その職業に問題があるという意味ではありません。

Q. 女性で年収が高いと、婚活で不利になりますか。

結婚相談所では収入を証明する書類の提出を求めますので、隠せるものではありません。そして、伝わる前提で書いたほうが早いと考えています。金額そのものよりも、結婚後も働き続けるかどうかという考えが合うかどうかで、相手の反応は変わります。

Q. 土曜も仕事で、平日休みです。お見合いはできますか。

できます。お相手も土日が仕事という方は、よくいらっしゃいます。日程の調整はこちらで引き受けますので、シフトが出てから打診するという段取りにもできます。

Q. 薬局を閉めた後しか連絡できません。

LINEでのやりとりに対応していますので、お手すきの時間にご連絡いただければ大丈夫です。夜勤明けの方にも、その働き方に合わせた形でお付き合いしています。

Q. 同じ薬剤師や、医療関係の方を希望できますか。

ご希望としてお伝えいただけます。クルアルガ千葉は日本ブライダル連盟に加盟しており、検索できるのは連盟全体のデータベース(全国約6万6千人)です。職業を条件に含めて探すこともできます。ただし、条件を絞るほど候補は少なくなりますので、そのバランスは一緒に考えていきます。

Q. 転職を何度かしています。不利になりますか。

同じ業界での転職であれば、経歴として説明できます。気をつけたほうがよいのは、理由を「人間関係」だけで説明してしまう場合です。前向きな理由が言えるなら、そのまま話して差し支えありません。

Q. 30代後半ですが、遅すぎませんか。

遅すぎるということはありません。厚生労働省の統計では、薬剤師の人数がいちばん多いのは30〜39歳(82,083人・25.4%)で、40〜49歳も73,232人います。同世代は多いのです。足りないのは出会いの場のほうです。

Q. 出会いを増やすために転職したほうがいいですか。

おすすめできる形になりにくいです。薬剤師という職業自体が女性6割超ですので、転職先の男女比も似た構成になります。それに、出会いのために職場を選ぶと、仕事の条件のほうで妥協することになります。職場は仕事の条件で選んで、出会いは別に用意するほうが無理がありません。

Q. 千葉県内に、薬剤師の会員はいますか。

個別の会員構成はお答えできませんが、千葉県の届出薬剤師は14,746人です(人口10万人あたり235.3人)。同じ立場で婚活をされている方は、県内にも相当数いらっしゃいます。

Q. 薬剤師であることを、プロフィールに書いたほうがいいですか。

書いたほうがよいと考えています。国家資格を持って働いていることは、生活が安定しているという情報として伝わります。ただ、書き方しだいで伝わり方が変わりますので、そこは一緒に考えます。

Q. 相談は、勤務先の近くでもできますか。

できます。出張でのご相談に対応していますので、お勤め先の近くのカフェでお会いすることもできます。オンラインでの面談も可能です。出張の場合、ご負担いただくのはお茶代のみです。

Q. 同僚や患者様に、婚活していることが知られませんか。

プロフィールを閲覧できるのは、連盟に加盟する相談所とその会員に限られます。ここはマッチングアプリとの大きな違いですので、気にされる方には最初にお伝えしています。

Q. お見合いの場所は、自分で決めるのですか。

こちらでお手配します。ホテルのラウンジやカフェが多く、勤務先やご自宅から離れた場所をご希望いただくこともできます。

まとめ

薬剤師は女性が6割を超える職種で、職場の単位は数名です。職場で同世代の男性に出会う可能性は、構造的に低くなります。

年齢の分布を見れば、人数がいちばん多いのは30代です。同世代はいるのです。ただ、その同世代が全国6万2千あまりの薬局に分かれて働いているため、顔を合わせる場がありません。

これは、ご本人の努力の問題というより、仕事の構造の問題です。だとすれば、出会いの場を別に用意するほうが筋が通ります。

「薬剤師だから結婚できない」と言える数字は、公的統計には見当たりませんでした。あるのは、出会いの場が少ないという構造の話です。

まずは一度、お話を聞かせてください。ご相談だけで終わっても大丈夫です。

お仕事の合間に、LINEで短くご連絡いただくところから始めていただけます。

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