お見合いの前日、クローゼットを開けて手が止まる。
紺のワンピースは無難すぎる気がする。明るい色は浮かないだろうか。この靴は歩きにくい。そもそも、何を基準に選べばいいのか分からない。
こういう夜を過ごしたことのある方に向けて書きました。
「お見合い 服装 女性」で検索すると、記事はたくさん出てきます。実際に上位を見てみると、半分近くがドレスのレンタルや洋服の販売のページでした。おすすめの1着が並び、その下に「レンタルはこちら」と続きます。
参考にはなりますが、読み終わったあとに残るのは「どれを買えばいいか」という問いです。肝心の選ぶ基準は、手元に残らないままです。
千葉県習志野市津田沼を拠点に、千葉県内全域をサポートしている結婚相談所「Keluarga(クルアルガ)千葉」です。社名のKeluargaは、インドネシア語で「家族」を意味します。
この記事では、服そのものより先に、何を基準に選ぶかを考えます。そのために、婚活記事でよく引用される「第一印象は見た目で55%」という数字の出どころを確かめました。
先に申し上げると、この数字の使い方は誤りです。 誤りであることは、研究者からも指摘されています。
研究の話が続く箇所がありますが、論文名と掲載誌と発表年は書き添えています。気になる方はご自身で確かめてみてください。婚活の記事では根拠が示されないまま数字が出回っているので、出どころを見える形にしておきたいのです。
「オシャレ=好印象」ではない、の先へ
上位の記事のなかで、参考になることを書いていた相談所が2つありました。
ひとつは「『オシャレ』=『好印象』ではない」。もうひとつは「がんばりすぎない。ビジネスっぽさを出さない」。
どちらも、そのとおりだと思います。
お見合いは、服の審査でもセンスを競う場でもありません。ですから、流行を追いかけても、高い服を着ても、それ自体が評価の対象になるわけではないのです。
ただ、ここで止まると、次の問いが残ります。
「では、何を基準にすればいいのか」
「オシャレでなくていい」と言われても、着ていくものは決めなければなりません。「がんばりすぎない」と言われても、どこまでが適切でどこからが過剰なのかは見えてきません。
この記事は、そこから始めます。基準を先に決めて、服はその基準から選ぶ。この順番で進めます。
もうひとつ、上位の記事を読んでいて気づいたことがあります。
年代別・季節別・場所別・体型別と、分け方がどんどん細かくなっていきます。 20代のこの季節のこの場所なら、という形です。
細かく分ければ親切に見えますが、読む側からすると当てはまる欄を探す作業になります。そして、自分の状況がぴったり当てはまる欄は、たいてい見つからないままです。
分け方を増やすかわりに、どの状況でも使える基準を1つか2つ持つほうが役に立つと考えています。
そして基準を考えるうえで、一度どうしても片づけておきたいことがあります。婚活の記事に必ず出てくる、あの数字です。
なお、検索していると「男性がどう見るか」という切り口の情報も出てきます。なかには性的な観点のものもありますが、この記事では扱いません。お見合いは結婚を前提に会う場ですので、そこを基準にする必要はないと考えています。
「見た目で55%」の出どころを確かめました
「第一印象は、見た目が55%、声が38%、話す言葉は7%」
この数字を見たことのある方は多いと思います。メラビアンの法則、と呼ばれています。
婚活の記事では、たいてい「だから見た目を整えましょう」という結論に使われます。上位の記事でも、第一印象の話は必ず出てきました。
ところが、根拠を示している記事は0件でした。 どの研究のどんな実験だったのかは、どこにも書かれていないのです。
そこで、原典を確かめました。
メラビアンの実験は、何を調べたのか
この数字のもとになっているのは、アルバート・メラビアンが1967年に発表した2本の研究です。
- 1967年に発表された研究(言葉の意味と声の調子が食い違う場合)
- 同じ1967年に発表された研究(声の調子と表情が食い違う場合)
この2本が調べたのは、「伝えている内容が食い違ったとき、人はどちらを信じるか」です。
1本目は、言葉の意味と、その言葉を言う声の調子が食い違った場合を扱いました。たとえば、褒め言葉を冷たい声で言われたとき、聞き手はどちらを受け取るか。
2本目は、声の調子と表情が食い違った場合を扱いました。
つまり、前提に「食い違い」があります。 言葉と声と表情が一致している場面は、そもそも測っていないのです。
原典と、婚活記事での使われ方を並べると、こうなります。
| 原典(1967年の2本) | 婚活記事での使われ方 | |
| 何を測ったか | 言葉・声・表情が食い違ったとき、どちらが優先されるか | 第一印象が何で決まるか |
| 対象 | 好意や態度が伝わるかどうか | 人物の評価全般 |
| 前提 | 情報が食い違っている場面 | あらゆる初対面の場面 |
| 結論の使い方 | 食い違うと、言葉以外が優先されやすい | 見た目を整えれば印象が良くなる |
右の列の結論は、左の列からは導けません。
もう少し具体的に書きます。元の研究が置いていた場面は、たとえば褒め言葉を冷たい声で言われたときのような、情報が互いに矛盾している瞬間です。そのときに聞き手がどちらを信じるかを測りました。
一方、婚活の記事が想定しているのは、初対面の相手を見てどう思うか、という場面です。ここには矛盾が前提として置かれていません。測った場面と、当てはめようとしている場面が違うのです。条件つきの結果を、条件を外して使っているという形です。
そして扱っていたのは、好意や態度が伝わるかどうかという限られた範囲です。測っていたのは、好意や態度の伝わり方という限られた範囲です。
なぜ「第一印象は見た目が55%」になったのか
2本の論文の数値を組み合わせると、7%・38%・55%という割合が出てきます。この計算自体は、論文の内容から導かれるものです。
問題は、そこから先です。
「食い違いがあるときに、態度がどう伝わるか」という条件つきの結果が、「第一印象は見た目で決まる」という一般論にすり替わりました。
この誤用については、研究者からの批判が出ています。1997年にコミュニケーション教育の学術誌で、この数字が誤って使われていることが指摘され、2007年にも同じ問題が論じられています。
つまり、「見た目が55%」という言い方が成り立つのは、情報が食い違っている場面に限られます。
婚活の記事がこの数字を使い続けているのは、たぶん結論が分かりやすいからです。「見た目を整えましょう」は、誰にとっても納得しやすい話です。
ただ、根拠のない数字で背中を押されると、必要のないところにお金と手間をかけることになります。 そこが心配です。
実際にご相談のなかで、「お見合い用に一式そろえたほうがいいですか」と聞かれることがあります。
そろえて安心できるなら、それも一つの使い方です。ただ、「見た目で55%決まるから」という理由でそうしているなら、理由のほうが間違っています。 その費用は、別のところに使えます。
婚活にかかるお金は、相談所の費用だけではありません。写真、服、お見合いのときのお茶代や食事代、交通費。積み上がっていきます。だから、効くところに使っていただきたいのです。
では、第一印象の研究は何を言っているのか
ここで言いたいのは「見た目は関係ない」ということでもありません。第一印象そのものについては、別の研究があります。
判断が非常に短い時間で形成されることは、複数の研究で報告されています。
- 2006年に心理学の学術誌で発表された研究があります。
この研究では、顔の写真を見せて、信頼できそうか、有能そうかといった特性の判断がどれくらいの時間で形成されるかが調べられました。ごく短い提示時間でも判断が生まれ、しかも長く見せた場合の判断と相関していた、という結果です。
また、短い断片から人の特性を読み取る精度については、多数の研究をまとめた分析があります。
- 1992年に発表された、多数の研究をまとめた分析
ここで大事なのは、これらの研究が測っているのは「顔写真からの特性判断」や「短い映像からの評価」だということです。
この記事で参照した研究を、一覧にしておきます。
| 発表年 | 何を扱ったか |
| 1967年 | 言葉の意味と声の調子が食い違う場合 |
| 1967年 | 声の調子と表情が食い違う場合 |
| 1997年(2007年にも) | 上記の数値が誤って使われていることへの批判 |
| 1992年 | 短い断片から特性を読み取る精度(多数の研究をまとめた分析) |
| 2006年 | 顔写真からの特性判断が形成される速さ |
| 2008年 | 赤い色と魅力の評価 |
| 2011年 | 装いと社会的な評価 |
お見合いがうまくいくかどうかを測った研究は、別にあります。
ですので、「最初の一瞬で決まるから、そこに全部かけましょう」と書くには根拠が足りません。
研究が言っているのは「判断が速く形成される」ことまでです。その判断が後からどれくらい動くのか、会話や時間によってどう変わるのかは、別の問いになります。お見合いは1時間前後あり、会話があり、後日にお返事があります。最初の一瞬は、そのうちの一部です。
言えるのは、ここまでです。最初の印象は速く形成される。ただし、それがお見合いの結果をどこまで決めるかは、分かっていません。
服装そのものの研究は、まだ答えを出していません
もう一歩踏み込んで、服装が評価にどう影響するかを調べた研究も探しました。
服装のフォーマル度、色、体型を同時に扱って、対人評価との関係を検証した査読論文は、見当たりませんでした。
色については研究があります。
- 2008年に心理学の学術誌で発表された研究
- 2011年に発表された、装いと社会的な評価を扱った研究
赤い色が魅力の評価を高める、という方向の報告です。ただし、この効果については、追試で再現されなかった、効果が小さかったという報告もあります。
ですので、書けるのは「そういう研究はあるが、再現性に議論がある」というところまでです。
まとめると、「科学的に最適な服」を示せるところまでは、いまの研究は進んでいません。
これは残念な結論のようですが、逆に言えば、服選びで正解を探して悩む時間は節約できるということです。正解が確立されていないのですから。
念のため書き添えますが、研究で確認できていないことと、服装がどうでもいいこととは別です。
研究が答えを出していない領域について、実務の経験から言えることはあります。 この記事の後半は、そちらの話です。研究の話と実務の話を混ぜないために、ここで区切っておきます。
研究から言えるのは「最適な1着は示せない」ということまで。そこから先は、確かめられた事実ではなく、私たちが現場で見てきたことです。 そのつもりで読んでいただければと思います。
服を選ぶ基準は「矛盾を作らないこと」
では、何を基準にするか。
メラビアンの実験に、ひとつだけ使えるところがあります。あの実験が扱っていたのは「食い違い」でした。 言葉と声が食い違ったとき、人は言葉ではないほうを信じた、という結果です。
これは、お見合いにそのまま当てはめられます。
服装で気をつけるべきなのは、他の情報と食い違っていないかどうかです。
プロフィールに書いたことと、服が食い違わないように
お相手は、会う前にあなたのプロフィールを読んでいます。写真も見ています。
そこに書いてあったことと、当日の様子が食い違うと、そこが引っかかります。
- 「休日は公園を歩いています」と書いた方が、歩きにくい靴で現れる
- 「家庭的なことが好き」と書いた方が、場に対して華やかすぎる装いで現れる
- 写真は柔らかい雰囲気だったのに、当日は仕事の帰りのような装いだった
どれも、それ自体は問題になりません。ただ、読んでいた情報とつながらないと、お相手は「どちらが本当なのだろう」と考えます。
とくに写真との食い違いは、いちばん目につきます。お相手が最初に見るのが写真だからです。
写真の撮り方については、結婚相談所の「お見合い写真」完全ガイドに書いています。当日の服を選ぶときは、まず自分の写真を見返してください。 そこに写っている自分と地続きであれば、食い違いは起きません。
ここが、服装でいちばん効く部分だと考えています。服の良し悪しより、自己紹介との一貫性です。
これは、書き方を変えれば済む話でもあります。
プロフィールを書く段階で「よく見えること」を並べると、当日に合わせるのが難しくなります。逆に、普段の自分のことを書いておけば、当日は普段の延長で行けます。
服を当日に合わせるより、書く段階で無理をしないほうが楽だ、ということです。
「がんばりすぎ」が伝えてしまうこと
上位の記事が「がんばりすぎない」と書いていたのは、この一貫性の話につながります。
普段着ない種類の服を、その日のために用意して着ると、たいてい自分でも落ち着かなくなります。裾を気にしたり、靴が痛かったりします。
その落ち着かなさは、表情と動きに出ます。 そして相手は、服ではなくそちらを見ています。
これは、先ほどのメラビアンの実験と同じ構図です。あの実験が示していたのは「情報が食い違ったとき、言葉ではないほうが優先される」ということでした。
服が「きちんとしています」と伝えているのに、表情が落ち着いていない。この食い違いが起きたとき、相手が受け取るのは表情のほうです。
服を整える目的は、服そのものではなく、当日の自分を落ち着かせることにあります。 順番が逆になると、かえって食い違いを作ります。
一方で、「気を遣ってきた」ことが伝わるのは、良いほうに働きます。会う相手に対する敬意として受け取られます。
ですので、目安はこうなります。普段の自分より少し丁寧に。ただし、初めて着る服は避ける。 少なくとも一度は着て、歩いて、座ってみた服のほうが安全です。
「歩いて、座ってみる」と書いたのには理由があります。
お見合いは座って話す時間が長くなります。座ったときに裾が気になる丈だと、その1時間ずっと気にし続けることになります。立っているときには分からない部分です。
靴も同じです。お見合いの前後には、駅から店まで歩く時間があります。慣れない靴だと、着いた時点で疲れています。
当日に確かめられないことを、前日までに確かめておく。 これだけで、当日の余裕はかなり変わります。
もうひとつ、前日までに確かめておくとよいことがあります。その日の自分の予定です。
お見合いの前に用事を入れていると、時間を気にしながら会うことになります。終わったあとに予定があると、話が続いたときに切り上げることになります。
この記事の事例でも触れますが、1時間の予定が2時間を超えることは実際にあります。 そのときに「次があるので」と言わずに済むようにしておくと、良い流れをそのまま使えます。
場所で決まる部分は、場所を確かめてから
上位の記事には「ホテルのラウンジなら」「料亭なら」という場所別の説明が並んでいました。
ここは、ひとつ注意があります。その施設に実際にどんな決まりがあるかは、施設によって違います。
今回、千葉県内でお見合いに使われるホテルについて、公式サイトの記載を確認しようとしましたが、こちらでは確かめきれませんでした。 ですので、この記事では具体的な施設名とその決まりは書きません。
記事に書いてある「ラウンジならこのくらい」という目安は、あくまで一般的な話です。気になる場合は、お見合いの場所が決まってから、その施設の公式ページで確かめるのが確実です。
なお、千葉県内でお見合いに使う場所の選び方については、【千葉のお見合い場所】駅前のカフェ選びで失敗しないためにに書いています。静かさや席の間隔など、服装とは別の観点で選ぶ要素があります。
クルアルガ千葉では、お見合いの場所をこちらでお手配しています。ですので、「その場所ならどのくらいの装いが自然か」は、決まった段階でお伝えできます。前日にひとりで悩む必要はありません。
ひとつ付け加えると、場所の格に合わせすぎる必要もありません。
ホテルのラウンジでお見合いをする場合、そこは結婚式の参列者も通る場所です。ですから、周りには華やかな装いの方もいらっしゃいます。
そこに合わせようとすると、お見合いには不釣り合いな装いになります。合わせる相手は、場所ではなくお相手です。 初めて会う人と1時間話す場に、ふさわしいかどうかで考えていただければ十分です。
色について、言えることと言えないこと
先ほど書いたとおり、色と魅力の関係については研究があり、再現性には議論があります。
ですので、「この色を着るべき」と書けるだけの根拠はありません。
そのうえで、実務の話としてお伝えできることがあります。
写真と当日で、色の印象を大きく変えないほうがよいという点です。お見合い写真で淡い色を着ていた方が、当日に強い色で現れると、印象が別人のようになることがあります。先ほどの一貫性の話と同じです。
もうひとつ。顔の近くに来る色は、顔の見え方を変えます。 これは色の心理的な効果ではなく、光の反射の話です。鏡の前で、実際に顔の近くに当てて確かめるのが確実です。
確かめるときは、できれば自然光の入る場所で見てください。 店の照明と、お見合いの会場の照明は違います。窓際に持っていって顔に当ててみると、印象が変わることがあります。
なお、上位の記事にはブランド名が並んでいるものもありましたが、この記事では挙げません。特定のブランドが婚活に向いている、という根拠を持っていないためです。
体型のことは、隠すより合わせる
体型を気にされる方は多くいらっしゃいます。上位の記事にも、ぽっちゃりの方向けの項目が並んでいました。
ここも、研究から答えを出せる段階にありません。体型と評価の関係を、服装と合わせて扱った査読論文は見当たりませんでした。
実務として申し上げられるのは、サイズの合っていない服のほうが目につくということです。
大きめの服で隠そうとすると、かえって全体が大きく見えます。肩の位置が落ち、袖が長く、腰の位置が分からなくなるからです。
体型に合ったサイズを選んで、気になる部分に視線が集まらない形を探すほうが、結果として落ち着いて見えます。この判断は、ご自分より店員さんのほうが正確です。
もうひとつ、体型を気にされている方にお伝えしていることがあります。
相手に伝わるのは、気にしている中身ではなく、気にしている様子のほうです。
服を何度も直したり、姿勢が縮こまったり、写真を撮られるのを避けたりする。そういう仕草は伝わります。そして相手は、その理由を知らないまま、「自分に興味がないのかもしれない」と受け取ることがあります。
ですので、サイズを合わせる目的は、当日、気にせず過ごせる状態を作ることのほうにあります。
大手・地域密着・クルアルガ千葉の違い
お見合いの準備に、相談所がどこまで関わるかは違います。
| 比べる点 | 大手の相談所 | 一般的な地域密着型 | クルアルガ千葉 |
| お見合い場所の手配 | 会員同士で決める形が多い | 相談所により異なる | こちらでお手配 |
| 服装の相談 | 講座やコンテンツが用意されていることが多い | 相談所により異なる | 場所が決まってから個別にお伝え |
| 当日までのやりとり | 専用システムやメール | 電話・メール | LINEでのやりとりに対応 |
| お見合い後の振り返り | 会員が自分で判断することが多い | 相談所により異なる | お返事の内容を踏まえて一緒に振り返る |
| 担当者 | 変わることがある | 基本的に固定 | 入会から成婚まで完全専任制 |
表のなかで、服装に直接関わるのは上の2行です。
お見合いの場所を自分で決める仕組みだと、服装も自分で判断することになります。 初めて行く店で、どのくらいの装いが自然かを手探りのまま当日を迎えます。
場所をこちらで手配していれば、その場所に合う目安をお伝えできます。これは、情報を持っている人が段取りしているかどうかの差です。
たとえば同じ「ホテルのラウンジ」でも、天井が高く開けた場所と、個室に近い落ち着いた場所では、ふさわしい装いの幅が変わります。何度も使っている人には見当がつきますが、初めての方には判断材料がありません。
もうひとつ、いちばん下の「お見合い後の振り返り」も、服装に関係します。
お見合いのあと、お相手からお返事をいただきます。そこに書かれている内容は、次の準備の材料になります。同じ点が続けて出てくるようなら、直す場所が分かります。
ここは、ひとりでは難しい部分です。
お返事の内容は、こちらを気遣った書き方になっていることが多く、そのままでは何が引っかかったのか分かりません。何度も読んでいる人が見れば、書かれていないことのほうが見えてきます。
そして、服装だけを直しても変わらない場合があります。 話す時間の配分、聞き方、プロフィールとの一貫性。原因は服以外にあることが多いのです。
「服が悪かったのかもしれない」と考えている方に、そうではない可能性をお伝えできるのも、振り返りの役目だと考えています。
クルアルガ千葉のお見合いの進め方
場所はこちらでお手配します
お見合いの場所は、クルアルガ千葉でお手配します。
ご希望も伺います。勤務先やご自宅から離れた場所にしたい、落ち着いて話せるところがよい、といったご要望に合わせて決めます。
場所が決まったら、その場所でどのくらいの装いが自然かをお伝えします。前日にひとりで検索して迷う時間が、そのぶん減ります。
検索して出てくるのは、全国どこでも当てはまる一般論です。その日その場所に合うかどうかは、別の話になります。
「お見合い 服装」で出てくる記事の多くは、全国どこの誰が読んでも成り立つように書かれています。そのぶん、当日のあなたの状況に合うかどうかは、読む側が自分で判断することになります。
当日までの連絡はLINEでできます
「この靴で歩けるか不安です」「この色は明るすぎませんか」といったご相談も、LINEでいただけます。
前日の夜でも構いません。婚活は、こういう小さな迷いが積み重なって疲れていきます。小さいうちに片づけられるほうが、続けやすくなります。
担当が入会から成婚まで変わらないのも、ここに関わります。
服装の相談は、その方の普段の様子を知っている人にしか答えられません。「普段より少し丁寧に」という目安も、普段を知らなければ意味を持ちません。
クルアルガ千葉は、代表の岩野が入会から成婚まで一貫して担当します。何度もお話ししているうちに、その方らしい装いの範囲が見えてきます。
お見合いのあと、一緒に振り返ります
お見合いが終わったら、感想を伺います。そして、お相手からのお返事も踏まえて振り返ります。
ここで見るのは、服装だけではありません。話した内容、時間の使い方、プロフィールとの一貫性。どこに手を入れると次が変わるかを、一緒に探します。
なお、日本結婚相談所連盟が公表している成婚白書(2024年版)によると、成婚された方はお見合いを全年代で10〜14回されています。お見合いから交際に進む割合は約40%です。
1回や2回でうまくいかないのは、順調な範囲です。 振り返りは、回数を重ねるための作業だと考えています。
無料相談だけで終わっても構いません
はじめてご連絡いただく方に、お伝えしておきたいことです。
無料相談は、いまどういう状況で、何に迷っているのかを伺う場です。
その日に決めていただかなくて大丈夫です。他の相談所と比べていただいても大丈夫です。
1時間の予定が2時間を超えた、44歳の方のお話
クルアルガ千葉に、44歳の男性がご入会されたことがありました。
初めてのお見合いは、クリスマスの日でした。お相手は41歳の女性です。
お見合いは1時間ほどを予定していましたが、その日は2時間を超えました。話が続いたのです。
ただ、そこから先には時間がかかりました。お相手のガードは堅く、交際が進むまでに時間がかかりました。最終的に成婚されたのは、翌年の7月でした。
このお話を、服装の記事で紹介している理由があります。
初回で2時間話せたことと、そのあと時間がかかったことは、両立します。
最初の印象がよければ順調に進む、とは限りません。最初が短く終わっても、そこで決まるわけでもありません。
先ほどの研究の話に戻ります。第一印象は速く形成されます。ただ、それがお見合いの結果をどこまで決めるかは分かっていないのです。この方の場合、初回は長く話せて、それでも交際までは時間がかかりました。
服装がしているのは、最初の数分を落ち着いて始めるための下ごしらえです。
準備は、当日を始めるためのものです。 そう考えていただくと、前日の夜が少し楽になるのではないかと思います。
この方のお見合いが2時間を超えたのは、話が合ったからです。
では服装は何をしたのかというと、最初の数分を、余計な引っかかりなしに始められたということだと思います。それだけです。ただ、それがなければ話が続く前に終わっていた可能性もあります。
土台のようなものだと考えています。土台は、あるときには話題にもなりません。無いときにだけ気づかれます。
そして、この方のように交際に進むまでに時間がかかることは珍しくありません。 初回で2時間話せた相手でも、そこから7ヶ月かかりました。
お見合いのあと、すぐに手応えを求めたくなるものです。ただ、手応えの有無と結果は、この方の例のように食い違うことがあります。1回のお見合いで判断を急がないほうが、続けやすくなります。
よくあるご質問
Q. 「第一印象は見た目が55%」は本当ですか。
第一印象一般の話としては成り立ちません。この数値のもとになったメラビアンの1967年の2本の研究は、言葉・声・表情が食い違ったときに好意や態度がどう伝わるかを調べたものです。誤って使われていることは、1997年と2007年の論文で指摘されています。
Q. 何色の服を着ればいいですか。
色と魅力の関係を扱った研究はありますが、追試で再現されなかったという報告もあり、「この色を着るべき」とは申し上げられません。実務としては、お見合い写真と当日で色の印象を大きく変えないこと、顔の近くに来る色を鏡で確かめることをお伝えしています。
Q. ワンピースとスカート、どちらが無難ですか。
どちらでも大丈夫です。基準は「一度着て、歩いて、座ってみたことがあるか」です。その日に初めて着る服は、落ち着かなさが表情に出ます。
Q. 服装のことを相談してもいいのですか。
もちろんです。LINEでご相談いただけます。お見合いの場所はこちらでお手配していますので、その場所に合う目安もお伝えできます。
Q. 体型が気になります。隠したほうがいいですか。
サイズの合っていない服のほうが目につきます。体型に合ったサイズを選ぶほうが落ち着いて見えます。この判断は店員さんに相談されるのが確実です。
Q. お見合いの場所には、ドレスコードがありますか。
施設によって違います。この記事では、千葉県内の施設について確かめきれたものが無かったため、具体的な名前と決まりは控えました。お見合いの場所が決まってから、その施設の公式ページでご確認ください。クルアルガ千葉では場所が決まった段階で目安をお伝えします。
Q. 1回目のお見合いがうまくいきませんでした。
成婚白書(2024年版)では、成婚された方はお見合いを全年代で10〜14回されています。お見合いから交際に進む割合は約40%です。1回や2回でうまくいかないのは、順調な範囲です。
Q. 高い服を買ったほうがいいですか。
高い服でなくて大丈夫です。「科学的に最適な服」を示せる研究は、いまのところ見当たりません。基準になるのは、プロフィールや写真との一貫性と、自分が落ち着いて過ごせるかどうかです。
Q. 同じ服で何度もお見合いに行ってもいいですか。
差し支えありません。お相手は毎回違う方です。一度着て歩いてみた服を使い回すほうが、当日の余裕は大きくなります。
Q. 髪型やメイクも変えたほうがいいですか。
お見合い写真と大きく変えないことをおすすめします。写真を見て会いに来てくださった方が、別の方かと思うような変化は避けたいところです。ここも一貫性の話です。
Q. 季節によって気をつけることはありますか。
室内で会うことが多いので、暑さ寒さより「上着を脱いだあとの状態」を考えておくと安心です。冬は、コートを脱いだ状態が本番になります。
Q. 冬のお見合いで気をつけることは。
室内に入ってコートを脱いだあとが本番です。それから、店まで歩く道の足元です。雨や雪の日は、歩きやすさを優先していただいて大丈夫です。
Q. 服装を褒められませんでした。失敗でしょうか。
服装が話題にならないのは普通のことです。話が続いたかどうかで振り返っていただくほうが役に立ちます。
まとめ
婚活の記事でよく見る「第一印象は見た目で55%」が成り立つのは、言葉と声と表情が食い違っている場面に限られます。もとの研究が調べていたのは、そこだけでした。
第一印象が速く形成されることは、別の研究で報告されています。ただし、それがお見合いの結果をどこまで決めるかは、まだ分かっていないままです。
そして、服装のフォーマル度・色・体型を同時に扱った研究は見当たりませんでした。「科学的に最適な服」を示せる段階には、まだありません。
だから基準は、実務のほうから立てます。プロフィールや写真と食い違わないこと。一度着たことがある服であること。 この2つで十分です。
場所に合わせる部分は、場所が決まってから確かめれば間に合います。
前日の夜に検索を繰り返すより、一度着たことのある服を、もう一度着て座ってみるほうが、当日の役に立ちます。
まずは一度、お話を聞かせてください。ご相談だけで終わっても大丈夫です。
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